マッサマンカレーとは?その歴史を併せてカレーマニア編集部が徹底解説

アメリカの情報サイト『CNNGo』が発表した「世界で1番美味しいと思う料理ランキング」にて、1位に輝いたマッサマンカレー。2021年には大手牛丼チェーン店が販売しヒットを記録するなど、高い人気を誇るタイ料理の一つです。そんなマッサマンカレーですが、他のタイカレーとは一体どう違うのでしょうか?

この記事では、カレーに関する本を出版しているカレーマニア編集部が、マッサマンカレーの魅力やその歴史を解説していきます!

そもそもマッサマンカレーとは?

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マッサマンカレーとは、じゃがいもと鶏肉をホロホロになるまで煮込み、ココナッツミルクや「タマリンド」と呼ばれる甘酸っぱい果実を加えたタイカレーのこと。カレーのスパイシーさはそのままに、ほのかな甘味と上品なコクが味わえる料理として注目を集めています。

さらに、2011年にはアメリカの情報サイト『CNNGo』が行った「世界で最もおいしい50種類の食べ物(World’s 50 most delicious foods)」という投票企画では1位を取得。日本では、2021年に大手牛丼チェーン店が期間限定で販売し、高い人気と話題を集めるなど、グローバルに根強い人気を誇っています。

他のタイカレーとの違いは、シナモンやクローブ、カルダモンなどのドライスパイスをふんだんに使用している点。これらのスパイスを加えることで、絶妙な甘みと深いコクを醸し出しているのです。また、生のハーブを使わないので独特の風味がないのも特徴。初めてタイカレーを食べるという人にもおすすめです!

マッサマンカレーの歴史をご紹介

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マッサマンとは、タイ語で「イスラム教の」を意味する言葉。その名の通り、もともとはタイ南部で暮らすイスラム教徒の間で食べられていたカレーでした。詳細については諸説ありますが、“イスラム圏の食文化がタイ南部に伝来した際、現地の文化と混ざり合って誕生した”というのが一般的。

一時期はタイの宮廷でも食べられていたマッサマンカレーでしたが、当時のタイ人には馴染みのなかったスパイスを用いることもあり、タイの北部や中部にはあまり普及しませんでした。現在はどんどんとタイ国内でもその人気が広がり、観光客にもおすすめのカレーとして取り扱うお店も増えています。

マッサマンカレーは上品な甘さと深いコクが楽しめるタイカレー!

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世界で一番美味しい料理として注目を集めたマッサマンカレー。その名に恥じないほど、奥深い味わいと繊細な甘みが特徴です。もともとはタイ南部に住むイスラム教徒の間で食べられていましたが、現在では国内外を問わず幅広い年代の人から愛されている料理です。ぜひ一度トライしてみてくださいね。

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