ラーメン見聞録「ラーメンの盛り付けの進化」について考察
最近はSNSで拡散してもらうために「映え」を重視した盛り付けを行うラーメン店も増えてきました。そこにはどんな工夫があるのでしょうか?
そこで、長年ラーメン業界を見聞してきた私が、今回は「ラーメンの盛り付けの進化」について考察してみました。
実は盛り付けは年々「立方体」になってきている
ラーメンのトッピングは、丼の上に平面的に並べるのが普通だったのですが、SNS映えも意識してか、「立体的」な盛り付けをする店も増えてきています。例えば、ねぎをみじん切りではなく笹打ちにしたり、白髪ねぎの上に九条ねぎの小口切りのせたりして、盛り付けを工夫しています。
さらに、その「立体的」に店の特徴を意識して出そうとする店が増えてきました。例えば、チャーシューは丼の奥に盛る店が多いのですが、あえて丼の淵にチャーシューを立てかけて盛り、しかもあえて手前に盛るなどの工夫がされています。
太メンマをXに重ねて盛ったり、茹でた三つ葉を結んで盛り付けるというのもアイデアですね。チャーシューの上に、ねぎのみじん切りを山盛りにのせて立体的にし、そのねぎにラー油を少し垂らす例も。
いろいろと見た結果「立方体的な盛り付けはSNS映えを意識した結果」ということ
食べる前にスマートフォンで写真を撮るお客が多く、その写真を見て「すぐわかる」ように、盛り付けに特徴を付けるという店主も最近は多い傾向に。盛り付けの個性は、デジタル時代のラーメンの特徴づくりでもあるのです。
※画像はイメージです。
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ラーメン業界という“大海原”を“大航海”してきた私が、ラーメン業界の今と昔を語っていきます。
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