デザートワインとはどんなもの?ワインざんまいがわかりやすく解説
赤ワインや白ワイン、スパークリングワインなどは馴染みがあるのかもしれませんが、「デザートワイン」という単語を聞いたことがある人はそこまで多くないかもしれません。
この記事ではワインざんまいがデザートワインの特徴や、その美味しい飲み方についてご紹介していきます。デザートワインが選択肢に入れば、もっと料理が楽しめること間違いなしですよ。
そもそもデザートワインとは?
デザートワインとは、まるでデザートのように甘いワインのこと。貴腐ワイン、アイスワイン、干しぶどうワインなどさまざまな種類が存在していて、基準は明確には定められていませんが、どのデザートワインも甘く仕上がるように通常のワイン造りには無い工程を踏んでいるのが特徴です。
デザートワインの代表格、貴腐ワインとアイスワインとは?
まず貴腐ワインとは、簡単に言うと貴腐菌が付着したブドウで造るワインのこと。この貴腐菌がつくことでブドウの水分が抜け、味の濃い甘いブドウに仕上がります。そこからさらに特別な方法で醸造することで極甘口のワインになり、フランスの「ソーテルヌ」、ドイツの「トロッケンベーレンアウスレーゼ」、ハンガリーの「トカイワイン」は世界三大貴腐ワインと言われています。
一方アイスワインとは、凍ったブドウで造られるワインのこと。冬の寒さに晒されて糖度が高くなったブドウを使用していて、貴腐ワインよりさっぱりとした極甘口ワインの一つです。主にカナダや発祥地であるドイツでよく生産されていて、栽培が困難なことから非常に高値で取引されているワインです。
どんな料理に合う?
デザートワインには暗黙のルールで「飲むタイミング」というものがあります。一般的に甘いワインの後に白ワインを飲むと酸味を強く感じてしまいます。そのためコース料理でデザートワインを頼むなら、他のワインを飲んだ後、名前の通りデザートのタイミングでいただくのが良いとされています。
またフォアグラやチーズのような濃厚で塩味のある食材とよく合うので、合わせて楽しんでみてもいいでしょう。
デザートワインとは主に食後に提供される甘口のワインのこと
通常のワインとは異なる特殊な製法で造られているデザートワイン。そのため希少価値が高く、高値で取引されることが多いワインでもあります。レストランでも必ず置いてあるようなワインではありませんが、もしメニューに記載されていたらぜひトライしてみてくださいね。
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