フグの刺身とは?旬の時期も含めてすしマニアが解説

刺身で食べると絶品のフグ。ところで刺身で利用するフグとはどのようなものでしょうか?

ここではすしに関する本を多く出版してきたすしマニア編集部がフグの刺身について旬の時期などを入れつつ解説していきます。刺身に詳しくなりたい人におすすめ!

刺身として食べるフグとは?

画像素材:写真AC

猛毒を持っているフグですが、種類によって毒のある部位もその強さも異なり、なかには毒のない種も。例えば、トラフグは肉と皮と精巣(白子)は無毒ですが、肝臓と卵巣は猛毒を持ちます。マフグも、肉と精巣(白子)は無毒ですが、肝臓と卵巣、さらに皮と腸にも毒があります。クサフグは、肉を食べることはできますが、肉にも弱い毒を持っており、一方、シロサバフグは無毒で、干物にすることが多い傾向に。フグの毒は死に至るほど危険なので、どのような種類のフグにしろ、素人が調理すべきではありません。

味はトラフグが最高とされていますが、それ以上にアカメフグがおいしいという声も。最近は養殖のフグが増え、天然の半値ぐらいで買えますが、味は天然ものには及びません。

フグの旬はいつ?

画像素材:写真AC

フグの旬は「秋の彼岸から春の彼岸まで」と言われ、一般的には冬ですが、年が開ける前の12月が最も美味しいといわれます。

フグの旬は冬!

フグは冬に旬を迎えておいしくなる一方で、猛毒を持っており危険な魚です。旬や種類ごとの毒などについて知っていれば、フグの刺身もより深く楽しむことができますよ!

※画像はイメージです
※MOOK「料理と食シリーズNo. 22 刺身」に掲載した内容を再編集しています