なぜお好み焼きに紅ショウガをのせるの?紅ショウガの効果は?和道一筋がわかりやすく解説!

カレーやお好み焼き、焼きそばなど、さまざまな料理にのせられる紅ショウガ。その鮮やかな色が目を引きますが、なぜ紅ショウガがのせられているのかご存知でしょうか?

この記事では、和道一筋が紅ショウガの特徴とその効果について解説していきます。

そもそも紅ショウガとは?

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紅ショウガとは、梅酢に赤しそを加えた「赤梅酢」に生姜を漬け込んだもの。もともとは生姜の日持ちを良くするために作られた生姜の加工品ですが、さまざまな料理に使われています。そんな紅ショウガ(生姜)は栄養素が多く含まれているのが魅力。ビタミンB 群や、カリウム、カルシウムに加え、生姜の香りの素となる成分も健康に良いのが特徴です。

例えば、内臓機能を活発化させ、体内の血流をよくする「ジンゲロン」は、冷えやむくみの改善が期待されています。また、「シネオール」という成分は疲労回復に効果的で、免疫力アップにつながります。

紅ショウガが美味しさを引き立てる理由

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生姜には特有の辛味があり、これは「ジンゲロール」という成分によるもの。ジンゲロールには脂肪を燃焼する働きがあり、豚肉の生姜焼きのように、油のしつこさをサッパリとする効果があります。また、殺菌作用もあり、お寿司にガリが付くのもそのためなのです。

これに加え、生姜に含まれる「ショーガオール」には、胃腸の消化吸収を良くする働きがあるため、胃もたれのしやすいコッテリとした料理に最適です。特に紅ショウガは酢の味が強く、紅ショウガを加えることで箸休めにもなります。

もともとはピンク色の紅ショウガは、着色料で強い赤色になっているのも大きな特徴。塩分が多く、添加物も入っているため、食べすぎには注意が必要ですが、赤い色には食欲を高める効果があると言われています。焼きそばのウスターソースのように、コテコテとした見た目の料理も、紅ショウガを合わせることで引き立ちます。

紅ショウガは栄養成分が多く、食欲をかきたてる!

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紅ショウガに含まれる消化を助ける成分は、食欲を後押しする役割があります。食べすぎには注意が必要ですが、健康への効果が期待される生姜を効率よく摂取できるのが魅力です。皆さんもぜひ、普段の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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※「料理と食シリーズ No.10 お好み焼 たこ焼 鉄板焼」に掲載した内容を再編集しています。