肉どうふとはどんなもの?すき焼きとの違いは?和道一筋がわかりやすく解説

日本人に馴染みの深い料理の一つ、肉どうふ。すき焼き風の甘辛い味付けが特徴ですが、両者の違いがどこにあるか説明できますか?

ここでは和道一筋が肉どうふの特徴や、すき焼きとの違いをわかりやすく解説していきます。これを読めば肉どうふへの理解が深まりますよ。

そもそも肉どうふとは?

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肉どうふとは京都発祥の煮物料理。すき焼き風の味付けで牛肉や豆腐、ねぎなどを煮込んだもので、一般家庭をはじめ料亭などでも広く作られています。

京都における牛肉文化は意外にも長く、牛すき焼きの元祖は京都であるとされています。牛脂で肉を焼いて味をつけ、その後野菜を加えていく、いわゆる「関西風すき焼き」は京都で生まれたもの。一人当たりの牛肉消費量も全国トップクラスで、肉どうふが京都の郷土料理として根付いた背景にはそういった牛肉文化も関係していると言えます。

また本場では京野菜の一つである九条ねぎが使われることが多く、通常のねぎより甘さが感じられるのが特徴です。

すき焼きとの違いは?

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ではすき焼きとの違いはどこにあるのでしょうか。両者とも使う食材や調理方法もそっくりですが、あえて違いを挙げるとしたら、すき焼きは「鍋料理」なのに対して、肉どうふは「煮物料理」ということ。

鍋料理であるすき焼きは鍋のまま食卓に並びますが、肉豆腐は小皿に盛り付けられ、具材も豆腐がメインです。また肉どうふは生卵につけて食べる風習がないのも違いの一つと言えるでしょう。

肉どうふ=京都で生まれた煮物料理

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肉どうふとは日本でもトップクラスの牛肉文化を持つ京都で生まれた郷土料理。すき焼きとよく似ていますが、メインとなる食材が豆腐であること、鍋料理ではなく煮物料理あることを押さえておけば間違いはないでしょう。肉どうふと相性がいい九条ねぎと合わせてぜひご家庭でも作ってみてくださいね。

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