スイーツの定番フレーバー、バニラとはどんなもの?あの甘い香りの正体は?お宝食材探検隊がわかりやすく解説!

アイスやマカロンなど、スイーツの定番フレーバーとして人気のバニラ。甘くて濃厚な味が魅力ですが、そもそもどんなものなのか意外と知らない方も多いはず。

この記事ではお宝食材探検隊が、バニラについて紹介していきます。

そもそもバニラとは?

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バニラとは世界的に有名な香料の一つで、高さ10メートルにもなるラン科のつる性の常緑植物の名前です。白くてかわいらしい花をつけます。

しかしあの甘い香りの正体は花ではなく、インゲン豆のようなさやからするとご存知でしたか?バニラのさやに、キュアリングと呼ばれる発酵・乾燥の工程を繰り返し行うことで、さやが濃褐色に変わり、あの独特の甘い香りが生まれます。この状態のものを「バニラビーンズ」と呼び、さらにそこからエキスを抽出したものが「バニラエッセンス」や「バニラオイル」になります。

バニラは緯度10~20の熱帯で広く栽培され、産地としては、マダガスカルやインドネシア、パプアニューギニア、メキシコなどが知られています。
花の受粉は人工受粉技術によって、なんと手作業で行われている地域もあるんですよ!

スイーツ以外にも活用法がある!

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スイーツのフレーバーというイメージが強いですが、実は香料の一つとして魚料理や肉料理に使用されることもあります。ソースにバニラを加えることで風味のアクセントになりますし、料理に上品な印象を与えてくれるんですよ。

また、紅茶との相性もとてもよいです。紅茶にバニラエッセンスを5~6滴ほど垂らすと、甘い香りとコク深いテイストが生まれ、リラックス効果をもたらしてくれます。お好みでミルクを加えると、普段のミルクティーとは一味違ったより濃厚な紅茶を楽しめます。

バニラはラン科のつる性の植物のこと!

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バニラとは、白くてかわいらしい花をつける、ラン科のつる性の植物のこと。
キュアリングを行った種子やさやは「バニラビーンズ」、そこからさらに成分を抽出したものが「バニラエッセンス」や「バニラオイル」と呼ばれ、私たちの生活になじみ深い、バニラアイスなどの甘くて濃厚なフレーバーを作り出しています。

※画像はイメージです。
※「ハーブとスパイス 使い方と香りのテクニック」に掲載した内容を再編集しています。