トライフルとはどんなもの?パフェとの違いは?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説

イギリスの家庭的なスイーツの定番「トライフル」。パフェによく似ていますが、その違いを言える人は少ないでしょう。

この記事ではお菓子マニア編集部がトライフルの特徴や、パフェとの違いについて解説していきます。

そもそもトライフルとは?

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トライフルとはイギリスで生まれた家庭的なスイーツの一つ。器の中に小さくカットしたスポンジケーキやカスタードクリーム、フルーツなどを重ね入れて作るデザートで、パフェにもよく似ています。スポンジケーキにフルーツジュースを染み込ませるものが主流でしたが、近年はフルーツゼリーで代用されることも。白ワインや果実酒を染み込ませれば大人のデザートにもなります。

「トライフル」という名前は「つまらないもの」「ありあわせ」という意味。つまりトライフルは本来、冷蔵庫の中のありあわせの材料で作る、簡単なデザートを指します。
一方よく似た「パフェ」はフランス語で「完全な」「完璧な」という意味の言葉。バリエーションも豊富で、アイスやプリンなどを使用した豪華なものが多く、お店によってさまざまなパフェが見られます。

トライフルの歴史

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意外にもトライフルの歴史は長く、初めて歴史上に「トライフル」という名前が出てきたのは1596年。イギリスで出版された料理本『The Good Housewife’s Jewel (良き主婦の宝石)』において、「トライフル」は砂糖、生姜、ローズウォーターで味をつけたクリームとして紹介されました。

その後、時代と共にトライフルの形も変化して、果汁を染み込ませたスポンジケーキやカスタードクリームを使用するお菓子として、レシピが書き換えられたのです。

トライフルとは器の中で重ねて完成させるスイーツのこと!

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トライフルとは手軽に作ることができる、イギリスの家庭的なデザートの一つ。最近はカフェなどでもトライフルを提供しているお店がありますが、スポンジケーキや生クリーム、フルーツを重ね合わせたスイーツと覚えておけば問題ありません。ぜひメニューで見かけた際は注文してみてくださいね。

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