マジパンとはどんなもの?気になる材料は?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説
ケーキを可愛らしく彩る、食べられる人形「マジパン」。飾り程度に思っている人も多いかもしれませんが、そもそも一体何で作られているのかご存知でしょうか。
この記事ではお菓子マニア編集部がマジパンの気になる材料や魅力について解説していきます。
そもそもマジパンとは?
マジパンとはアーモンドパウダーと砂糖を練り合わせたお菓子のこと。多くは色とりどりに着色・成形され、ケーキなどのデコレーションとして使われます。日本ではねっとりとした食感のものが主流ですが、ヨーロッパではザクザクとした食感のマジパンも存在し、飾り用としてだけでなく、そのまま食べることも。
ちなみにマジパンとは当然「マジなパン」という意味ではありません。ドイツ語の「マルチパン」が変化して、日本では「マジパン」と呼ばれるようになりました。
マジパンの歴史
マジパンが生まれたのは10世紀頃の中東だと言われています。その後ヨーロッパにマジパンの技術が伝わると、広く食べられるようになりました。
その中でもとりわけマジパンの聖地とも言われているのが、北ドイツにあるリューベックという街。一説によると、15世紀飢饉に見舞われたリューベックでは、大量に余っていたアーモンドと砂糖でマジパンを作り、飢えを凌いだと言われています。
それがきっかけで、今では「マジパンと言えばリューベック」と言われるほど有名な街になりました。街にはマジパンで作った巨大な人形が飾られるミュージアムがあったり、マジパンの専門店があったりと、マジパン好きには堪らない場所です。また、ドイツの伝統菓子シュトーレンには必ずマジパンが入っています。
本来のマジパンはアーモンドパウダーと砂糖を練ったお菓子!
日本におけるマジパンとは、アーモンドプードルや砂糖、卵を混ぜ合わせた、ねっとりとした飾り用のお菓子。しかしヨーロッパではケーキの生地にマジパンを練りこんだり、マジパンそのものを楽しむ文化があります。意外と奥が深いマジパン、ぜひ見た目だけでなく、その味も楽しんでみてくださいね。
※画像はイメージです。
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