“日本最古のスパイス”山椒とは?使い道は?お宝食材探検隊がわかりやすく解説
ピリリとした辛さと独特のツーンとくる香りでファンも多い山椒。
この記事では、山椒の特徴やその使い道についてお宝食材探検隊がわかりやすく解説していきます!
そもそも山椒とは?
山椒はミカン科の落葉高木であり、その実、花、葉などが食用として使用されています。
「山椒は小粒でも、ピリリと辛い」と諺(ことわざ)にあるほど、日本では最も古くから使われてきたスパイスです。食べると辛くて顔をしかめるという意味に由来して、ハジカミとも呼ばれていました。
また、山椒の葉が芽吹くのが3~4月のため、「春の訪れ」を告げる植物としても知られています。
山椒ってどんな風味がするの?
山椒には独特のツーンとくる強い香りがあり、さわやかな芳香と果皮にはしびれるような強い辛みがあります。
香気成分は、サンショオール、シトロネラールなどを含み、山椒特有の芳香を形成しています。舌が痺れるような刺激はサンショオールによるものです。
山椒の使い道は?
山椒は若葉や未熟果、完熟果部分が、和食や中華をはじめとした幅広いジャンルで使われています。
中でも山椒の葉は、香りのよい和製ハーブとして料理の香り付けで使うこともできるほか、山椒味噌、醤油漬けなどのメイン食材として使われることもしばしば。
実山椒は佃煮やオイル漬けに。粉山椒はうなぎや天ぷら、ポテトサラダなどにかけてもアクセントとなりおいしくいただけます。ミカン科の爽やかな香りを活かして、肉の臭み消しに粉山椒を振りかけてステーキを焼いたり、脂っこいお肉もさっぱりとした印象に仕上げてくれますよ。
山椒はちょっとしたアクセントに最適な万能スパイス!
中華、和食にはもちろん、パスタなどの洋食にも使える、まさにスパイス界のオールラウンダーである山椒。いつもの献立にちょっとしたアクセントとして使用してみてはいかがですか?
※画像はイメージです。
※「人気シェフが教える ハーブとスパイス使い方&香りのテクニック」に掲載した内容を再編集しています。
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