紹興酒とはどんなもの?飲み方や使い方をご紹介!フードマニア編集部がわかりやすく解説!

皆さんは紹興酒という中国のお酒をご存じですか?日本酒やビールなどと同様、穀類や果実類を原料としていて、酵母によってアルコール発酵されて作られる醸造酒の一つです。正式に紹興酒と名乗るためには、なんと国家基準をクリアしなければならないんですって。

この記事では紹興酒の特徴や美味しい飲み方、使い方について、フードマニア編集部がわかりやすく解説していきます。

そもそも紹興酒とは?

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紹興酒とは、日本酒やビールなどと同様に、原料をアルコール発酵させて作られる醸造酒の一つです。日本酒にはうるち米が使われますが、紹興酒はより粘り気の強いもち米が使われています。

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紹興酒を名乗ることができるのは、中国浙江省紹興市で作られたもので、なおかつ原料の品質等級や製法など、さまざまな面で定義された厳密な国家資格をクリアしたものだけなんですよ。国が認めた正式な紹興酒には、ボトルや箱などにシールが貼られるんですって。

紹興酒はどうやって作られるの?

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実はその製造方法は日本酒作りにも似ているんです。どちらも米を原料に麹を加えて糖化させ、同時に酒薬によってアルコール発酵を行う「並行複発酵」という方法で作られます。この麹に違いがあって、日本酒は黄麹を、紹興酒は麦麹を使用します。熟成期間も全く異なっていて、紹興酒の熟成は長くて15年を超えるものもあるんですって。

かつて紹興では娘が生まれたのを機に、父親が紹興酒のツボを地中に埋めて娘が嫁ぐ日に振る舞っていたと言われているんですよ。

紹興酒の使い方、飲み方は?

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紹興酒はそのまま飲んで楽しむことも、料理に使うこともできます。お酒としてはそのまま飲んでも熱燗にしてもよし、ジャスミン茶や烏龍茶で割ったものや、「チャイナハイボール」と言って炭酸で割っても美味ですよ。

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中華料理をはじめとして、油を使った料理にとても合います。というのも、紹興酒に含まれる乳酸が脂っこさを中和してくれるんです。発酵食品や発酵調味料との相性も抜群です。肉や魚の臭み消しとして下ごしらえに使ってもOKですよ。

紹興酒とは、中国浙江省紹興で作られている歴史の詰まったお酒のこと!

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紹興酒とは中国の醸造酒の一種で、中国の厳しい国家基準を満たしたものだけが紹興酒を名乗ることができます。その製造方法は日本酒にも似ていますが、熟成期間は5年から15年以上のものまで、じっくりと熟成されて行くんですね。

お酒に料理に、是非楽しんでみてくださいね。

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