せんべいとおかき、あられの違いはどんなもの?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!

私たちにとって身近なお菓子の一種であるおせんべい。似たようなお菓子におかきやあられがありますが、この三つの違いはどこにあるのでしょうか?答えはずばり使われている材料や、大きさが違いなんですよ。

この記事ではお菓子マニア編集部が、せんべいとおかき、あられの違いについてわかりやすく解説していきます。

そもそもせんべいとは?

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せんべいとは小麦粉やうるち米を熱湯を加えて蒸し、薄く伸ばして焼き上げたお菓子のこと。原料となるうるち米は粘り気が少なく、平べったい形をしていて、硬めで膨らみにくいのが特徴なんですよ。焼きせんべいや揚げせんべいが主流ですが、小麦粉から作られる瓦せんべいもあるんですって。

おかきとの違いは?

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おかきとせんべいの違いは、ずばり使われているお米の種類!せんべいには粘りの少ないうるち米を使うのに対して、おかきには粘り気のあるもち米が使われています。粘りが強いおかきは膨らみやすいのが特徴。

その由来は膨らんだもち米に刃物を使わずに手で「欠いた(割った)」ことから来ていて、それを宮中の女性の女房言葉として「おかきもち」と呼ばれました。ここから、今は「おかき」や「かきもち」という名前が定着したんですよ。

あられとの違いは?

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あられはおかきと同じく、もち米を使って作られるお菓子です。ではおかきとは何が違うかというと、その大きさです。一般的には5㎝以上のものがおかきとなり、ころんと丸く焼き上がったものがあられなんですよ。空から降ってくる霰(あられ)に似ているところ、煎るときにぽんと跳ね上がる姿が霰に似ていたから、この名前がついたんですって。

せんべいとおかきは材料が違い、あられとは大きさが違う!

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せんべいは粘り気の少ないうるち米を使っているのに対して、おかきは粘り気の多いもち米を使っているのが違いでした。また、おかきとあられは材料が同じですが、おかきは5㎝以上のもの、あられは丸く小さいところが違いなんです。今度せんべいなどを食べるときには、ぜひこのことを思い出してみてくださいね。

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