ビーフンとはどんなもの?歴史や春雨との違いは?フードマニア編集部がわかりやすく解説
皆さんはビーフンを食べたことがありますか?うどんやそば、パスタなどに比べれば、あまり食べる機会のないビーフン。白くて細い麺だけれど、いったい何からできているのか、意識して食べたことってあまりありませんよね。見た目の似ている春雨とはどんな違いがあるのでしょう?そして実はこのビーフン、深い歴史を持っているんです。
この記事ではフードマニア編集部が、ビーフンの気になる特徴を詳しく、そしてわかりやすく解説していきます。
そもそもビーフンとは?
ビーフンとは、米から作られている麺のこと。一般的には焼きビーフンにしたり、ビーフンスープなどにして食べます。お米の風味と歯ごたえのある食感が特徴的で、ビーフンと一緒に料理する具材や味と調和して、よりおいしくなっていきます。焼きそばと同じように主食にもなりますし、小鉢の一品料理にしておかずにもなりますよ。基本的には米粉のみで作られますが、中には原料にコーンスターチを含んでいるものもあります。
ビーフンの名前の由来ですが、ビーフンはうるち米の米粉を原料としているため、中国では「米粉」と表記します。そして台湾語では米粉を「ビーフン」と発音するため、ビーフンは台湾語の発音ということですね!
ちなみに、中国語では米粉を「ミーフェン」と発音しますよ。
ビーフンの歴史は?
ビーフンの起源はなんと紀元前220年ごろ!秦の始皇帝が中国統一を成し遂げたころの中国南部と考えられています。
北方の兵士が南に進軍した際、米を食べることに慣れていなかったため、米を挽いて麺にして食べたのが始まりなのだとか。
これは外出時の「携帯食」になったり、披露宴や宴会など特別な行事にだけ食べられる「高級食材」であったともいわれているんですって。
ビーフンと春雨の違いは?
ビーフンと春雨の見た目ってよく似ていますよね。これら二つにどんな違いがあるのでしょう。答えはズバリ原材料。
先ほど言ったように、ビーフンの原料はうるち米の「米粉」からできていると言えます。近年ではトウモロコシのでんぷんやコーンスターチを配合してつくられているものもあります。
比べて、春雨は緑豆やジャガイモ、さつまいもなどから採れた「でんぷん」を原料としています。春雨はビーフンと同じようにさっと茹でて戻し、サラダやスープ、炒め物や鍋の具材などに使われますよ。
ビーフンとは、米粉から作られる歯応えのある食感が楽しい麺のこと!
ビーフンとは、米粉から作られている麺のことで、焼きビーフンやビーフンスープなどにして楽しむことができます。春雨と見た目は似ていますが、原材料が違うものなので、どんな食感の違いがあるか、食べ比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
※画像はイメージです。
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