ラーメン見聞録「ラーメンの器」について考察
ラーメン店の器というと、一昔前は「ラーメンどんぶり」というような中華風の文様が入ったものでしたが、最近のラーメン店はどんどんと深海しているんです。
そこで、長年ラーメン業界を見聞してきた私が、今回は「ラーメンの器」について考察してみました。
器での雰囲気づくりをするラーメン店も増えている
ラーメンに対して、つけめんは、つけ汁の器の大きさが限定されるので、なかなか工夫をするのは難しいところ。その分、麺を盛る器のほうを凝る店は増加傾向です。四角い器に麺を盛ったり、楕円形の器に麺を盛ったり…ラーメンよりいろいろな器の工夫ができるのが、つけめんの特徴でもありますね。
薬味やトッピングの器もポイントに
途中で味の変化を楽しめるように、トッピングを別添えにする店も増えています。そのトッピングを別添えする器も工夫されていることも。女性向きに透明のアクリル製の容器に薬味を並べて提供するお店もあり、清潔感を大事にしています。
他にも、つけ汁の器を直火にかけられる石鍋にするというお店も。グツグツしている見た目のインパクトは大きく、食欲がそそりますね。薬味やトッピングの器を増やすことで、おしゃれなムードを高める効果も。夜の時間はあえて器の数を増やし、段階的に提供することで、接客場面を狙うお店もあります。
いろいろと見た結果「ラーメン店の器は年々こだわったものが登場している」ということ
器は料理を綺麗に盛り付けるためにより良いものが選ばれるように、近年のラーメンでは特に重視されています。特にフレンチ系のシェフが作るラーメンの器はフレンチのよう。今後もさまざまな器が登場してくるでしょう。
※画像はイメージです。
プロフィール
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ラーメン業界という“大海原”を“大航海”してきた私が、ラーメン業界の今と昔を語っていきます。
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