パティとはどんなもの?ハンバーグとの違いは?フードマニア編集部がわかりやすく解説!

皆さんは「パティ」と聞いてどんなものを思い浮かべますか?一番印象深いのは、ハンバーガーに挟まったパティではないでしょうか?ひき肉などを練って丸い形にしたのがパティで、ハンバーグとは調理方法や具材が異なるんです。また、フランス語では「パテ」と言って、本来はお肉やお魚をペースト状にしたものを指すんですって。

この記事ではフードマニア編集部が、ハンバーガーのパティの特徴、ハンバーグとの違い、フランス語の「パテ」の意味についてもわかりやすく解説していきます。

そもそもパティとは?

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パティ(patty)とは、牛肉や牛肉のみのひき肉を、塩や胡椒、香辛料などの調味料のみで味付けして、丸く平らに伸ばして焼いたもの。ハンバーガー以外にはあまり使われないこのパティは、「バーガーパティ」などと呼ばれています。牛肉のパティにチーズをのせて焼いたものは「パティメルト(pattymelt)」と言います。

パティとハンバーグの違いは?

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ハンバーグの発祥はドイツのハンブルグ地方。正式には「ハンバーグステーキ」といいます。元来ハンブルグ地方では、細かくしたお肉を寄せ集めてステーキにしていたことから、ひき肉を使ったステーキのことを「ハンブルグ風ステーキ」と呼ぶようになります。これが今ではハンバーグと呼ばれるようになったんだとか。

パティはさきほど説明したように牛肉と調味料のみで作られますが、ハンバーグは牛ひき肉や合いびき肉に、玉ねぎや卵、パン粉などをつなぎにして、楕円型に丸めて焼いたもの。具材が違うんですね。

フランス語の「パテ」とは?

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フランス料理のパテ(pâté)は、お肉やお魚、野菜を細かく刻み、ペースト状にしたものをパイ生地で包んで焼いた料理のこと。近年では、ペースト状にしたものをそのまま食べるようにもなり、パンやクラッカーにつけて楽しむ料理にもなったんですって。

レバーパテはよく知られていますね。「テリーヌ」も「パテ」と似た料理で、本来はテリーヌ型で成形した料理が「テリーヌ」ですが、「テリーヌ」と「パテ」の区別はフランスでもあいまいになってきているようです。

パティとハンバーグの違いは、作る材料!

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パティは牛肉や牛ひき肉を、調味料のみで味付けして丸く平らに伸ばしたものを指しますが、ハンバーグは牛ひき肉や合いびき肉に、玉ねぎや卵、パン粉などをつなぎとして加えた料理のこと。二つの料理は似て非なるものなんですね。ハンバーガーやハンバーグを食べるとき、この違いをぜひ思い出してみてくださいね。

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