パイタン(白湯)とはどんなもの?カロリーや栄養バランスは?フードマニア編集部がわかりやすく解説

皆さんはパイタンスープを飲んだことがありますか?ラーメン屋などで鶏白湯ラーメンを食べたことがある方もいらっしゃいますよね。白く濁った濃厚なパイタンスープ、いったいどんな食材でできているのでしょう?体にいいかどうかも気になりますよね。

そこでこの記事ではフードマニア編集部が、パイタンの特徴や栄養などについてわかりやすく解説していきます。

そもそもパイタンとは?

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パイタンとは、鶏や魚介類、豚骨などを強い火力で長時間煮込み、白濁させて仕上げるスープのこと。
パイタンスープは主に鶏ガラを使っていて、そこにくさみ消しや甘みを足すために生姜や玉ねぎなどを入れて出汁を取っています。そして長時間にわたって強火でぐつぐつと煮込むことによって、鶏ガラに含まれるゼラチン質や脂質が溶けだして、白く濁った色になっていきます。

しっかり白濁したパイタンスープにするには、大量の鶏ガラを2~3時間は煮込まなくてはいけないので、手間と時間がかかるんですね。その代わり、煮込めば煮込むほどスープは白濁して、コラーゲンが溶けだして濃厚なスープになりますよ。日本で作られるパイタンスープはコラーゲンたっぷりで濃厚なのに後味はさっぱり。一度食べたらクセになるお味です。

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ちなみに、パイタンスープを漢字で書くと、「白湯」と書きます。日本語では「さゆ」と読みますが、料理の世界では白く濁ったスープのことを指します。日本ではパイタンスープと呼ばれていますが、本場中国では、白(パイ)は「白い」、湯(タン)は「スープ」を意味するので、「スープ」をつけると意味が重複するためにパイタンと呼ばれるんだとか。

パイタンのカロリーや栄養バランスは?

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パイタンはとろっとした濃厚な味でカロリーが高そうに思えますが、実はカロリーは非常に低いんです。材料となる肉類は糖質をほとんど含まないため、低糖質であり、美容成分として重宝されるコラーゲンがたっぷり含まれています。

しかし、パイタンだけでは栄養バランスを整えられないので、鍋や野菜スープなどのベースとしてパイタンが使われているんですね。

パイタンとは、しっかり白濁するまで強火で煮込んで作られるコラーゲンたっぷりのスープ!

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パイタンとは、主に鶏ガラを強火で長時間煮込んで白濁させるスープのことで、手間暇がかかる分、濃厚でうまみがぎゅっと詰まったスープになります。低カロリー低糖質、コラーゲンもたっぷりで美容にもいいスープですから、お鍋やラーメン、野菜スープなどで楽しんでみてくださいね。

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