パン・オ・ショコラとはどんなもの?チョコクロワッサンとの違いは?こんがりショパンがわかりやすく解説 !

パン屋さんに行けば必ずと言っていいほど売られている定番のパン、「パン・オ・ショコラ」。フランス発祥のパンで、フランス語で「チョコレート入りのパン」という意味を持ちます。クロワッサン生地にチョコレートを入れたものなので、チョコクロワッサンと同じでは?と思われがちですが、パン・オ・ショコラにはチョコクロワッサンとは違った定義があるんですよ。

そこでこの記事ではこんがりショパンが、パン・オ・ショコラの特徴やチョコクロワッサンとの違いについてわかりやすく解説していきます。

そもそもパン・オ・ショコラとは?

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フランス生まれのパン・オ・ショコラは「チョコレート入りのパン」という意味で、フランスでは朝食のメニューとして人気の菓子パンの一つです。子供たちにとっては、学校から家に帰ってきて食べるおやつの大定番なんだとか。

本場フランスでは、クロワッサンの隣で売られているのが一般的。お店によっては、温めた状態で売られていたり、注文をうけた後にオーブンで温めてもらったりと、温めた状態がおすすめなんですって。

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実はこの「パン・オ・ショコラ」という名前は、フランス全土で呼ばれているわけではありません。「パン・オ・ショコラ」と呼ぶのは主に北フランスで、フランス南部では「ショコラティーヌ(ショコラティン)」と呼ばれているんです(カナダのケベック州でも)。この呼び方をめぐって2018年に国民議会に修正案が提案されたほどなんですよ。

チョコクロワッサンとの違いは?

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パン・オ・ショコラはクロワッサン生地にチョコレートを入れたパンのことなので、チョコクロワッサンと同じなのでは?と思いがちですよね。実はこの「パン・オ・ショコラ」には、「四角い形に成形したクロワッサン生地の中に、二筋の板チョコが詰められている」という定義があります。チョコクロワッサンとは形が違いますし、チョコクロワッサンは一筋なので、チョコレートの配置も違います。

パン・オ・ショコラとチョコクロワッサンは、ヴィエノワズリーと呼ばれる発酵菓子(パン)の同じ仲間ですが、形と板チョコの入れ方で区別されているのです。

パン・オ・ショコラとは、四角いクロワッサン生地にチョコレートを入れたパンのこと!

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パン・オ・ショコラとは、フランス発祥のパンのことで、「チョコレート入りのパン」という意味を持つフランス人に大人気のパンのこと。今度パン屋さんでパン・オ・ショコラを見かけたら、チョコクロワッサンとの形の違いやチョコレートの入り方の違いなどを思い出してみてくださいね。

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