米油とはどんなもの?体にいいって本当?フードマニア編集部がわかりやすく解説

近年ヘルシーな油として注目を集めている米油。栄養価が高いと話題になっていますが、具体的にどんなメリットがあるかご存知でしょうか。

この記事ではフードマニア編集部が米油の特徴や、使うメリットについて解説していきます。

そもそも米油とは?

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米油とは、玄米を精米した際に出る「米ぬか」から造られる油のこと。米ぬかを圧搾することで生まれる油は、香りや味にクセがなく、どんな料理にも合わせることができます。また玄米由来の栄養成分が豊富に含まれているため、サラダ油などと比べるとヘルシーで健康にいいとされています。

とりわけ、抗酸化作用(細胞を健康な状態に保つ)の働きが期待できるビタミンEや、悪玉コレステロール値を下げてくれるオレイン酸、コレステロールの吸収を抑えてくれる植物ステロール、米油特有の天然成分で更年期障害や胃腸神経症の改善に役立つγ-オリザノールが豊富に含まれています。

オリーブオイルなどと同様に、米油はドレッシングなどの生食用としても使えるので、さまざまな料理に活用できますよ。

米油を使うメリットとは

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他の油類と比べても高い栄養価を誇る米油ですが、料理をする上でもメリットが多いです。とりわけ注目したいのが、揚げ物をする時の仕上がり。
サラダ油で揚げ物をした時に、「油臭さ」を感じたことがある人もいると思いますが、米油ではその特有の油臭さがなく、カラッと揚げることが可能です。

揚げ物を「油っぽい」と感じる原因は、油が酸化することで悪臭の元となる物質ができやすくなるため。ですが米油には強い抗酸化作用があるため、揚げ油として使用しても油っぽさを感じないのです。 また、時間が経って冷めてもカリッとした食感が続くのも嬉しいところ。お弁当作りでも活躍すること間違いなしですよ!

米油の上手な活用方法

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通常の油と同様の使い方が可能な米油ですが、実は裏ワザ的な活用法があることをご存知でしょうか。中でもすぐに試せるのが、お米を炊く時に米油を加える裏ワザ。なんとお米3合に対して米油を小さじ1杯加えると、いつものお米をツヤツヤふっくら炊き上げることができるのです!そして米油を入れて炊いたお米は冷めても美味しさが続くとされています。

また意外かもしれませんが、コーヒーや味噌汁に米油を加えると苦みがまろやかに。クセのない風味なのでお菓子作りなどにも向いています。

米油とは米ぬかから造られる油のこと!

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栄養価が高く、保存性にも優れている米油。揚げ物特有の「油っぽさ」がないので、揚げ物を重たいと感じている人にも向いています。ぜひ普段の料理に取り入れてみてくださいね。

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