棗(なつめ)とはどんなもの?中国での棗とは?お宝食材探検隊がわかりやすく解説

皆さんは棗(なつめ)という食材を知っていますか?日本ではあまり身近ではない棗ですが、本場中国ではどこの市場でも売られているポピュラーな果物なんです。「1日3粒のなつめを食べると年をとらない」など、縁起のいいことわざもあるくらいには体にいいんですね。

この記事ではお宝食材探検隊が、棗の特徴や中国での棗についてわかりやすく解説していきます。

そもそも棗(なつめ)とは?

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棗とは、クロウメモドキ科ナツメ属の落葉広葉樹になる果実で、主に中華料理に使われる干しナツメが有名です。もちろん生で食べることもできますよ。リンゴやなしに似たシャクっとした食感があり、ほんのりとした甘味と酸味を楽しむことができます。

ちなみに、抹茶を入れる茶器のことを「棗」といいますが、これは果実の棗に形が似ていることが由来なんですって。

棗はいつから食べられていたの?

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棗は日本には奈良時代以前に中国から薬として伝わり、日本最古の薬学書である「本草和名(ほんぞうわみょう)」に記されているのが最古の記録なんだとか。万葉集の中でも棗について詠まれたものもあるんですよ。

漢方の本場である中国では数千年前から栽培されていて、漢方として使用されていたんですって。また、棗は高麗人参や松の実などとともに、薬膳には欠かせない材料として重宝されていたんだとか。

中国での棗とは?

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中国ではどこの市場でも販売されているほどポピュラーな果物である棗。「一日食三棗 終生不顕老(一日3粒のなつめを食べることで、老いを防ぐ)」ということわざもあるほど、棗は美容と健康に寄り添った果物なんですね。

イライラの解消、アンチエイジング、食欲不振、任部の栄養補給など、様々な目的で食べられているんですって。

棗(なつめ)とは、中国で美容と健康のために食される果物のこと!

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棗とは、クロウメモドキ科ナツメ属の落葉広葉樹になる果実で、干しナツメのほか、生で食べることもできます。日本では薬用として中国から伝わり、中国でも漢方として使われるほど体にいい棗は、中国ではポピュラーな健康食の一つなんです。ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか?

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