生麩とはどんなもの?お麩との違いは?和道一筋がわかりやすく解説!

皆さんは「生麩」を食べたことがありますか?京料理ではおなじみの食材なのですが、あまり食べる機会はありませんよね。そんな生麩とは、小麦粉に含まれるグルテンを餅粉と合わせて蒸したもので、生麩そのものに味はないんです。

この記事では和道一筋が、生麩の特徴やお麩との違いについてわかりやすく解説していきます。

そもそも生麩とは?

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生麩とは小麦粉に水を加えて練ったあと、抽出したグルテンを餅粉と合わせて蒸したもの。このグルテンとは、粘りや弾力のもととなっていて、うどんのこしやパンのふくらみなどを助けているのがこの成分なんです。そんなグルテンを蒸して作られた生麩には元々味がなく、スイーツにも食事料理にもなる万能食材なんですよ。

グルテン由来のもっちりとした食感が楽しい一品です。

生麩のお麩との違いは?

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お麩には「生麩」のほかに「焼き麩」「揚げ麩」の三種類があって、それぞれに使い方や味わいが変わってきます。

グルテンを焼いて乾燥させたものが「焼き麩」で、煮物やみそ汁などによく使われます。グルテンに小麦粉などを加えた生地を棒状にして油で揚げたものが「揚げ麩」です。みそ汁やうどん、卵とじなどにぴったりです。どちらも乾燥しているので、水で戻して使いますよ。

生麩の美味しい食べ方は?

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生麩そのものには味がないため、食事メニューやスイーツとして楽しむことができます。そのまま味噌や醤油を塗って食べるのも乙ですし、ヨモギやゴマの味付けされた生麩もそのまま食べるのが美味。もちもちとした食感は煮物にぴったりで、だしや他の食材のうまみを吸い込んでくれますよ。スイーツにするなら、みたらしやあんこをかけるのはいかがでしょうか?

生麩とは、もっちりとした食感が楽しいお麩の一種のこと!

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生麩とは、小麦粉に水を加えて練ったあと、グルテンを餅粉と一緒に合わせて蒸したものです。もっちりとした食感と上品な味わいが特徴で、食事メニューにもスイーツにもなる万能食材なんですよ。機会があればぜひ食べてみてくださいね。

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