ハロウィンの伝統的な料理って何がある?世界のハロウィン料理をフードマニア編集部がご紹介!
ハロウィンに食べる料理と言えば、みなさん何を思い浮かべますか?おそらくほとんどの人がカボチャを使った料理やスイーツを想像すると思いますが、 世界では必ずしもカボチャを使った料理が食べられているわけではありません。
この記事では、フードマニア編集部が世界の伝統的なハロウィン料理について解説していきます!
— 目次 —
ハロウィン=カボチャ料理?
そもそもハロウィンとは、アイルランドで生まれた農作物の収穫を祝う祭りのこと。日本ではハロウィンと言えばカボチャですが、元はカブを使ったお祭りで、アメリカに伝わった際により馴染みのあるカボチャが用いられるようになったと言われています。
そのため、アイルランドではハロウィンの時期に必ずしもカボチャを食べる風習はなく、現地の食卓で欠かすことのできないジャガイモを使った料理が多く並びます。
また、意外なことにアメリカでも「ハロウィン=カボチャ料理」というわけでもないようで、この日はビッグイベントの一つとしてパーティーメニューが食されます。ちなみに、アメリカの定番スイーツである「パンプキンパイ」はハロウィンの時期にも見られますが、とりわけ11月の感謝祭の時に食べられるケーキとして知られています。
世界で食べられているハロウィンの伝統料理5選!
コルカノン
コルカノンとは、ハロウィン発祥の地であるアイルランドの家庭料理の一つ。マッシュポテトにケールやキャベツなどの緑野菜、生クリームを加えて煮込んだジャガイモ料理で、バターや塩コショウで風味付けして食べられます。付け合わせとしての側面が強く、一般的にベーコンなど塩味の強い肉との相性が良いとされます。
本場アイルランドでは季節を問わずに食べられる料理ではありますが、ハロウィンが行われる10月はジャガイモの収穫時期と被ることから、とりわけハロウィンでは欠かすことの出来ない料理として知られています。
ボクスティ
コルカノンと同様に、アイルランドのハロウィン料理として親しまれているのが、「ボクスティ」と呼ばれる、ジャガイモを使ったパンケーキです。マッシュポテトにすりおろした生のジャガイモ、小麦粉、牛乳を加えてパンケーキのようにフライパンで薄く焼いたもので、肉料理や魚料理の付け合わせとして食べられます。
アイルランドではボクスティを作れないとお嫁に行けないとも言われているほどポピュラーな料理で、朝食時にもよく食べられています。
マカロニチーズ
マカロニチーズは、ハロウィンに限らずアメリカでよく食べられる家庭料理の一つ。グラタンのように茹でたマカロニにたっぷりのチーズソースを絡めた一品で、その手軽さから広く親しまれています。
スーパーマーケットなどでも日常的に買うことのできる料理ですが、とりわけ子供が主役となって楽しむハロウィンではマカロニチーズは欠かせないメニューなのです。
デビルエッグ
デビルエッグはアメリカのパーティーメニューの定番。「悪魔の卵」という名前に反しオシャレな見た目が特徴で、ハロウィンやイースターなどではよく食べられる料理です。
作り方もいたってシンプルで、半分に切った茹で卵の黄身を取り出し、マヨネーズやマスタードと混ぜてペースト状に。それを絞り袋に入れて再度元の窪みに絞れば完成です。「悪魔」という名前の由来は、マスタードのピリッとした辛味から来ていると言われています。
バームブラック
バームブラックはアイルランドで伝統的に食べられている、ドライフルーツを使ったパンの一つ。ハロウィンの時には、このバームブラックに硬貨や指輪、布切れを仕込み、何が出たかで今後の運勢を占うのだと言います。
ちなみに硬貨が出てきたら「金運アップ」、指輪は「結婚できる」、布切れは「貧乏になる」などそれぞれ意味があって、ハロウィン中とりわけ盛り上がるイベントになっているそうですよ。
世界のハロウィン料理でひと味違ったハロウィンを楽しもう!
ハロウィンと言うと日本ではカボチャを使った料理やお菓子が定番ですが、本場アイルランドではジャガイモを使った料理が一般的であったり、国ごとに特色が異なります。ぜひ今年は世界のハロウィン料理で、いつもとひと味違ったハロウィンを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※画像はイメージです。
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