餃子とワンタンの違いはどこにある?フードマニア編集部がわかりやすく解説!

日本では定番の料理として人気の高い餃子。ご存知の通り中国からやってきた料理で、日本で独自の発展を遂げました。そして餃子とよく似た料理にはワンタンがありますが、この2つはどのような違いがあるのでしょうか?

この記事ではフードマニア編集部が、餃子の特徴やワンタンとの違いをわかりやすく解説!

そもそも餃子とは?

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餃子とは、小麦粉で作った皮でひき肉や刻んだ野菜を包み、茹でたり焼いたりして食べる中国発祥の料理のこと。

その始まりは紀元前にまで遡り、紀元前200年ごろの中国北部ではすでに、餃子の原型となるような料理が食べられていました。中国で見つかった1400年ほど前の化石には、ヒダのある半円形の餃子の化石もあるんです。

そして餃子が日本に広く普及したのは戦後のこと。1948年に渋谷に開店した「有楽」では水餃子と焼き餃子を出したところ、お米が主食の日本では、おかずとして食べられる焼き餃子が人気になったと言われています。

餃子の歴史について詳しく知りたい方はこちら!

ワンタンと餃子の違いは?

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餃子とワンタン、似た料理ですがこの2つの違いをご存知ですか?
日本では焼いたものが餃子、スープに入ったものがワンタン、というイメージが強いでしょうか。

しかし実は中国で餃子といえば、茹でたもの、つまり日本で言うところの水餃子を指すんです。そうなるとより一層餃子とワンタンの違いがわかりにくくなりますよね。

まず中国の餃子は、厚めの皮に具材を入れて茹で、大皿で出すのが一般的。そのまま、もしくはお酢をつけて食べることが多いですよ。
それに対してワンタンは日本でのイメージに近く、薄い皮で具材を包んで茹でたものを、味付けしたスープに入れて椀で出します。

餃子とワンタンの違いは皮と調理方法!

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日本では焼き餃子がよく食べられますが、中国で餃子と言えば茹でた水餃子が一般的なんですよ。水餃子は皮が厚く、茹でて大皿で出すものなのに対し、ワンタンは薄目の皮でスープと一緒に椀で出すという違いがあるんですね。
皆さんもぜひ餃子とワンタンを食べ比べてみてはいかがでしょうか?

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