グリューワインとはどんなもの?アルコールは飛ばないの?ワインざんまいがわかりやすく解説!

寒い時期にはやっぱりホットドリンクを飲んで温まりたいですよね。今回ご紹介するのは、ドイツの冬の風物詩でもあるグリューワイン。ワインにスパイス等を入れて温めたドリンクですが、どんな味がするのか、アルコールは飛んでしまわないのかなど、気になることも多いですよね。

この記事ではワインざんまいが、グリューワインの特徴や気になるアルコール度数について解説していきます。

そもそもグリューワインとは?

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グリューワインとは、ドイツで生まれたホットワインの一種。ワインに香辛料や砂糖、蜂蜜を加えて温めたもので、ドイツ語で「燃える」という意味を持つ「グリュー」が名前の由来になっています。

ドイツの冬と言えばクリスマスマーケットが有名ですが、グリューワインは冷えた身体を温めてくれる、クリスマスマーケットの定番ドリンク。グリューワインの入った可愛らしいマグカップを片手にマーケットを楽しむ…ドイツの冬の風物詩です。

ちなみに、日本では温めたワインのことを「ホットワイン」と呼びますが、実はこれ和製英語なんです。アメリカでは「モルドワイン」と言うので、もしお店で注文する機会があったら使ってみてくださいね。

アルコールは飛ばないの?

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さて、ここで気になるのが「ワインを温めてしまったらアルコールが飛んでしまうのでは?」という問題。なんとなく普通にワインを飲むよりもアルコール度数が低そうなイメージがありますが、実はグリューワインの度数は決して低くはありません。

というのも、グリューワインは基本的に78℃以下の温度で作られるのですが、この78℃というのはワインの中のアルコールが揮発してしまう温度なんです。それを超えるとアルコール成分が飛んでアルコール度数が低くなってしまいますが、逆に言えばそれを超えない限りアルコールは揮発しません。
温かくてもしっかり度数がある飲み物なので、甘くて飲みやすいからと言って、飲み過ぎには注意が必要です。

グリューワインとはドイツ発祥のホットワインのこと!

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グリューワインは蜂蜜やスパイスなどが入った、ドイツ発祥のホットワインのこと。せっかく買ったはいいものの味が好みでなくて残ってしまっているワインや、古くなってしまったものは、グリューワインにすると美味しくいただけるかもしれません。寒い日にぴったりのドリンクなので、ぜひグリューワインで温まってくださいね。

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