ピラフとはどんなもの?チャーハンとの違いは?ふれんちハンターがわかりやすく解説

残ったごはんを消費できる料理として人気のピラフですが、本来ピラフは生米の状態から作る料理だとご存知でしたか?

この記事ではふれんちハンターがピラフの特徴や、見た目のよく似たチャーハンとの違いについて解説していきます。

そもそもピラフとは?

画像素材:写真AC

ピラフの起源は諸説ありますが、インドの「プラーカ」という料理がトルコへと伝わり、「プラウ」という名前に。その後、また西へと伝わってフランスで「ピラフ」という名前で親しまれるようになりました。生米を玉ねぎやニンジンなどの具材と一緒に炒め、そこにスープを投入して炊いたもので、フランスに限らず中東や東欧など広い地域で見られる料理です。

お米がスープを吸うことで、しっとりと柔らかに仕上がるのが特徴で、本来ピラフには炊いたお米や冷凍ご飯は使われません。日本では焼き飯の一種として捉えられがちですが、どちらかと言うと炊き込みご飯に近い料理なのです。

チャーハンとの違いは?

画像素材:写真AC

見た目に大きな違いはないピラフとチャーハンですが、その最大の違いは生米を使用するか否かにあります。先述した通り、ピラフは必ず生米の状態から作られますが、一方のチャーハンは炊いたお米を使用します。

生米から作られるピラフはスープを吸って柔らかに、一方のチャーハンはパラパラとした食感に仕上がるのが特徴。ピラフは水分を含ませていく料理であるのに対して、チャーハンは水分を飛ばしていく料理なので、根本的に違う料理なのです。

またお米を炒める際、ピラフではバターを使用する傾向にありますが、チャーハンでは油を使用するなど細かな違いもあります。どちらもお米を使った料理ではありますが、冷凍ごはんや残ったお米で作れるという点において、チャーハンのほうが手軽にできる料理だと言えます。

ピラフとは生米から作るフランス発祥の米料理のこと!

画像素材:写真AC

きっと大半の人は、余ったお米や冷凍のごはんでピラフを作っていたのではないでしょうか。ですが本来ピラフとはリゾットのように生米の状態から炊いて作る料理のこと。チャーハンとは全く違った食感が楽しめるので、ぜひ自宅でも生米の状態からチャレンジしてみてくださいね。

※画像はイメージです。