スンドゥブとはどんなもの?豆腐チゲとの違いは?コリアンマンがわかりやすく解説!

韓国料理の定番で、寒い冬にもぴったりな鍋料理「スンドゥブ」。石鍋の中でぐつぐつと煮えたピリ辛スープは食欲をそそりますよね。

この記事ではコリアンマンが、スンドゥブの特徴や、よく似た豆腐チゲとの違いについて解説していきます。

そもそもスンドゥブとは?

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スンドゥブと言えば辛いスープを思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、実は私たちがレストランなどで食べているスンドゥブは「スンドゥブチゲ」の略称。
スンドゥブとは韓国語で「豆腐」を意味する言葉で、「スンドゥブ=料理の名前」ではないんですよ!ちなみに、チゲは「鍋」を意味する韓国語なので、スンドゥブチゲとは豆腐を使った鍋料理ということになります。

日本では魚介を使ったものが多く見られますが、豆腐さえ使っていれば具材は自由で、豚肉や牛肉、キムチを使ったレシピもあります。石鍋に入ったスタイルが定番で、ぐつぐつと冷めにくいのが魅力です。

またお店にもよりますが、スンドゥブチゲと言えば卵が入っていることが多いです。唐辛子の辛さをマイルドにしてくれるため、ぜひ合わせて楽しんでみましょう。

トゥブチゲ(豆腐チゲ)との違いは?

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先ほどスンドゥブチゲとは「豆腐を使った鍋料理」とお伝えしましたが、実は韓国には「トゥブチゲ」と呼ばれる豆腐を使ったチゲが他にも存在します。

よく似た2つの料理ですが、違いは豆腐の種類にあります。そもそも「トゥブ」とは韓国語で「豆腐」を意味する言葉。「スンドゥブ」の「ドゥブ」はこのトゥブという単語の音が濁ったもので、「柔らかい」という意味の韓国語「スン」と合わせて「柔らかい豆腐」と訳されます。

そのため、スンドゥブチゲに使われるのは、日本でいうおぼろ豆腐のように水分を多く含んだ柔らかい豆腐。レンゲやスプーンですくって食べられます。一方、トゥブチゲでは木綿豆腐よりも固い豆腐を使うのが一般的で、食感に大きな違いがあるんですよ。

スンドゥブとは「スンドゥブチゲ」の略称で、豆腐を使ったスープ料理のこと!

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スンドゥブとは「柔らかい豆腐」を意味する韓国語。実は私たちのよく知るスンドゥブは「スンドゥブチゲ」の略称でした。程よい辛さと熱いスープは寒い日にもぴったり。ぜひ肌寒い日にはスンドゥブチゲを楽しんでみてくださいね。

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アニョハセヨ!韓国の食・文化の虜になっているコリアンマンが、もっと韓国が好きになる、韓国料理を食べに行きたくなるような情報を発信していくぞ!ちなみに私は韓国料理に欠かせないコチュジャンが大好きだ!!記事一覧はこちら