缶とは違った「駄菓子缶」としての魅力!オリオン社「ミニコーラ」を駄菓子マニアが徹底解説

ミニコーラといえば、言わずとしれた1978年から人気のロングセラー。缶飲料をイメージした可愛らしい容器にコーラ味のラムネが入っているもの。しかし、この懐かしの味はなぜ我々は愛してやまないのでしょうか?

駄菓子大好き!日本全国の駄菓子を食べまくる駄菓子マニアが、今回は「ミニコーラ」を徹底解説していきます。

オリオン社の「ミニコーラ」とは?あの「缶」の味は再現されているのか?

あくまでも駄菓子なのです

「ミニコーラ」は、昔から駄菓子屋において、缶飲料風の駄菓子。中身はコーラ風のラムネとなっていて、柑橘系の香料がまたコーラを感じさせるという不思議な魅力が人気なのです。1978年11月に登場して以来、オリオン社さんをリードする大ヒット菓子に!

その形状のために、“あの”有名飲料メーカーとのエピソードがあるものの、あくまでもこれは「駄菓子」であることが認められ、現在でも販売しているという歴史も。

フレーバーと味わいはどんな感じ?

コーラらしくラムネの色は少し茶色になっています

では、このコーラ風のラムネは本当にあの缶の味を再現したものなのか…と言われると、ちょっと方向性は異なります。成分として含まれている酸味料からは炭酸飲料のような「シュワッ」とした爽快感を感じることには感じるでしょう。

そして、このコーラのフレーバーは、本家のコーラと同じで香料を使用しているのですが、色はタマリンドという東南アジアなどで飼育されるマメ科の果実で色付けしているのです。よって、コーラのような茶色がかった色をしているから、「コーラ」のイメージも湧いてくるというのも特徴。

「ギザギザ」の効果!蓋は昔に比べて開けやすくなっている

ギザギザがあることでかなり開けやすくなっています!

この「ミニコーラ」を購入したことがある人は分かると思うのですが、蓋を開ける時に少し引っ張る必要があり、力の弱い子だとテクニックが必要だったりしました。

そこで、オリオン社は2018年から六角形の開けやすい「ギザギザ」の蓋を開発。昔の「ミニコーラ」と比べると、六角形の角があることで力が抜けやすくなるのです。もこれはかなり爽快なので、オールドファンはぜひ試してほしいところ!

アレンジレシピはある?本物のコーラを入れては駄目!

レモンシャーベットに「ミニコーラ」を入れてみました。少し時間を置くと水分を含むので、食べやすくなりますよ。

よくタブレットをコーラに入れて爆発させるという動画をウェブで見かけますが、炭酸水は二酸化酸素が溶けているため、ラムネを入れると刺激してしまい、泡となって逃げ出してしまうのです。よって、炭酸水に入れるのは絶対に危険!

それでは、何と合うのか?本家では、氷菓にラムネを入れるというアイスが販売されましたが、実際にかき氷などに入れるとラムネがアクセントとなって美味しいので、ぜひ試してみてくださいね!

「フタを開けても、飲んじゃだめだぞっ!」

公式HPではこのような文言がありますが、実際に缶のように飲もうとして咳き込んだ子もたくさんいるハズ…。しかし、ミニコーラは発売から40年以上も立った今では、容器は少しずつ進化していて、本家からもアレンジ商品も登場。子供のころに食べて以来食べていなかった人も、今食べればその奥深い味わいにびっくりすること間違いなし!