茶葉の量はどれくらい?おいしい紅茶の入れ方をカフェマニアが解説
紅茶をおいしくいれるのに、難しい抽出技術がいるわけではありません。ポットに紅茶の茶葉を入れ、熱湯を注ぎ蓋をして蒸らせばでき上がりです。ただしポットなどの道具、水の選び方、湯の温度、蒸らし時間などに守らなければならないことがあります。
ここではカフェや紅茶に関する本を多く出版してきたカフェマニア編集部がおいしい紅茶の入れ方について解説。紅茶について詳しくなりたい人におすすめ!
おいしい紅茶の入れ方とは?
紅茶の入れ方で最も大事なのは、必ず「熱湯」でいれるということです。イギリスではBring your teapot to the kettle. Not bring to the pot.(ポットをヤカンの方へ持っていけ。ヤカンをポットの方へ持っていくな)といわれるぐらい。またその湯も、気泡が一杯溶け込んだ、汲みたての新鮮な水を沸かすことが鉄則です。つまり、新鮮な沸騰したての熱湯でいれることによって、気泡の力で茶葉がポットの中でよく対流し茶葉の成分がうまく抽出されることになるというわけ。湯沸かし器の湯、二度沸かしの湯、沸騰し過ぎた湯は禁物です。
蒸らす時間は茶葉の等級、形状、サイズによって変わってきます。OP(オレン ジ・ペコ)は約5分、BOP(ブロークン・オレンジ・ペコ)は約3分、BOPF(ブロークン・オレンジ・ペコ・ファニングス)は約2分が目安。なお、茶葉の分量もOPは一杯約5g、BOPは3g、BOPFは2gが目安です。
■基本の入れ方
1、ミルクジャグに熱湯を入れて温めておく。湯を捨て、常温の牛乳をいれれば、沸かした時のような膜が張らず、適温に牛乳が温まる。
2、ポットとカップにも熱湯を入れ器を温め、紅茶をいれた時に少しでも温度が下がるのを防ぐ。
3.、ポットのお湯を捨て、2杯分の茶葉(10g)を入れる。
4、ポットに沸騰したての熱湯を注ぐ(2杯分360cc)。一人前でも2杯分はいれるようにする。
5、ポットにフタをしたらティーコージーを被せて保温しながら蒸らす。蒸らし時間は約5分間。蒸らしている間、茶葉は活発な上下運動(ジャンピング)を行ない、成分が抽出されていく。
6、蒸らし終えたら、お茶の濃さや味を平均化させるために、ティースプーンなどで軽くかき混ぜる。
7、茶葉がカップの中に入らないように、ティーストレイナー(茶漉し)を置いて、紅茶をカップに注ぐ。
紅茶のおいしい入れ方は、法則をきちんと守るということ!
おいしい紅茶を入れるには、難しい技術は必要ありません!自宅でも簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
※画像はイメージです
※「THE BOOK OF TEA」に掲載した内容を再編集しています
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