おいしいチャイの入れ方をカフェマニアが解説

本来、チャイとは茶を意味する言葉に過ぎませんが、日本でも紅茶専門店などで、鍋で紅茶を煮出し、たっぷりのミルクを加えて作った紅茶をチャイという商品名で売る店もあります。果たしてどのように入れるとおいしくなるのでしょうか?

ここではカフェや紅茶に関する本を多く出版してきたカフェマニア編集部がチャイの入れ方について解説。紅茶について詳しくなりたい人におすすめ!

おいしいチャイの入れ方とは?

画像素材:写真AC

チャイは煮出し紅茶の一つです。インドやトルコのチャイだけでなく、モンゴルやチベットなどの遊牧民族や山岳民族の人達が飲んでいるバター茶もこれに通じているものです。

ここで紹介する「スパイス・ティー」とはいわゆるチャイにスパイスを加えて作ったもので、インド料理店などではマサラティーといった商品名で置いています。スパイスはシナモン(ニッキ)、ナツメグ、クローブ、カルダモン、ジンジャーなどが紅茶に合いますが、自分でいろいろと試して楽しんでくださいね。

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入れ方について、まず茶葉は高級なものである必要はありません。茶葉の香りはしませんので、安い茶葉や余って古くなってしまったものでも構いません。そして煮出した時にできるだけ濃く出るような形状の細かい、ファニングスやダストの茶葉を使うのがよいでしょう。

■基本の入れ方
1、湯で煮出して紅茶のエキスを抽出するためにまずカップ2/3の水を鍋に入れ、火にかける。

2、沸いてきたら、茶葉4gを入れる。茶葉は濃いめに出るものがおすすめ。

3、軽くかきまわす。火は止めずに、そのまま約2分間煮出す。

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4、スパイスを少量加える。溶けやすいよう軽くかき混ぜ、そのまま30秒間ほど煮る。

5、カップ1/2のミルクを加える。ミルクは特別なものではなく普通の牛乳でOK。

6、ミルクを加えたら、ティースプーンなどで軽くかき混ぜる。再び沸騰したら、火を止める。

7、ティーストレイナー(茶漉し)を使って、あらかじめ温めておいたカップにスパイス・ティーを注ぐ。

スパイスを使っていつもの紅茶と違うチャイを楽しんでみよう!

チャイというと馴染みがないとは思いますが、実は自宅でも簡単に入れることができるんですよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

※画像はイメージです
※「THE BOOK OF TEA」に掲載した内容を再編集しています