バターチキンカレーとは?その歴史を併せてカレーマニア編集部が徹底解説

マイルドな辛さとコクが人気のバターチキンカレー。実はタンドリーチキンが生まれたのと同じお店で誕生したのはご存知でしたか?

この記事では、カレーに関する本を出版しているカレーマニア編集部が、バターチキンカレーの魅力やその歴史を解説していきます!

そもそもバターチキンカレーとは?インドでの歴史を交えながら紹介

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バターチキンカレーとは、ヨーグルトやスパイスに漬け込まれた鶏肉を使ったカレー料理のこと。たっぷりのバターや生クリーム、カシューナッツなどを使ったマイルドな味わいが特徴で、本場インドでは、「ムルグ・マカニ」という名前で親しまれています。まったりとした口当たりで食べやすいので、辛いものが苦手な人や子供にもおすすめですよ。

バターチキンカレーが生まれたのは、北インドにある「モティ・マハル(Moti Mahal)」という有名レストラン。タンドリーチキンが生まれたお店としても有名です。誕生した時期や詳細は不明ですが、タンドリーチキンにトマトピューレや生クリーム、バターを加えて偶然できた料理だとされています。

バターチキンカレーが日本で人気になったのは2010年の半ばから

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いまやカレーの定番メニューの一つになっているバターチキンカレーですが、日本で普及しだしたのは意外にも2010年以降。

カレー総合研究所によると、2010年の半ばから後半にかけて、都内のインド料理屋やイベントなどでバターチキンカレーの人気が急増。甘口のカレーとは少し異なる優しい風味や、濃厚かつ奥深いカレーのコクが人気を集め、世代を問わず幅広い人から愛されるようになったバターチキンカレー。辛いものが苦手な人や子供からの支持も後押しとなり、カレーの定番メニューとして定着していきました。

北インドの有名レストランで生まれたバターチキンカレー。日本で人気になったのは2010年以降!

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タンドリーチキン発祥の店としても有名な、北インドのレストランで考案されたバターチキンカレー。日本では2010年の半ばから高い人気を博していて、今では定番のカレーとしてすっかり定着しました。バターの風味や生クリームのコクは他のカレーではなかなか味わうことができないので、ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか?

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