生クリームの泡立て方のコツは?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!
お菓子作りには欠かせない生クリーム。しかし、上手く泡立てようと思うと意外と難しいですよね。それでは上手に泡立てるためにはどうしたら良いのでしょうか?
この記事ではお菓子マニア編集部が、生クリームの泡立て方のコツを解説していきます。
生クリームの泡立て方のコツは?
そもそも生クリームには動物性脂肪分だけでできたものの他に、脂肪の一部または全部を植物性脂肪に置き換えたものがあります。
植物性脂肪入りのものは泡立てやすく、泡の安定性も高いというメリットがありますが、風味は脂肪分だけのクリームのほうが良く、味も濃厚。どのように仕上げたいかによって使い分けましょう。
そして泡立てるうえで大切なのは、生クリームをあらかじめ冷やしておくこと!5度前後に冷やしておき、さらに泡立てるときも氷水にあてると泡が細かく仕上がるうえ、安定性も高まりますよ。また砂糖を加えることでも泡を安定させることができます。
生クリームは泡立てる度合いによってかたさや口当たりも変わってきます。それぞれの特徴や、それに合った利用方法を見てみましょう!
二~三分立て
泡立て器を動かすとかすかな筋ができて、すぐに消えるくらいのゆるさです。カスタードクリームをのばす時に使うと口当たりが軽く仕上がります。
五~六分立て
泡立て器を左右に動かすと、表面に少し筋が残るかたさです。一人前用の容器でムースを作る場合は、ムースを平らに仕上げるためにこの五~六分立てのクリームを使うといいですよ。
七~八分立て
すくうと泡立て器にクリームが少し絡みながら落ちてくるかたさ。ムースやチョコレート作り、ケーキをデコレーションする時に塗るナッペや絞りにも使えます。
九~十分立て
泡立て器で持ち上げると先が角のようにとがって、生クリームが落ちてこなくなったら、九~十分立て。いわゆる「角が立つ」という状態で、非常になめらかで表面にツヤがあります。ドルチェに添えるのもオススメ!
しかしこの状態になると、すぐに泡立てすぎの状態になるので注意が必要。これより泡立てると分離が始まり、ボソボソとかたい口当たりになってしまいます。泡立て器を持つ手が重たくなってきたら、泡立てすぎのサインです。
生クリームは状態をよく見ながら泡立てることが重要!
生クリームは泡立て具合によってかたさが変わるため、理想のかたさに仕上げるためには生クリームの状態をしっかり見ることが大切ですよ。生クリームを作る際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
※画像はイメージです。
※「料理と食シリーズ NO.29 イタリア菓子 イタリアパン」に掲載した内容を再編集しています。
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