クーベルチュールチョコレートとは?お菓子マニアが解説

ボンボン・オ・ショコラの主材料とされるクーベルチュールチョコ。実際にはどのようなチョコレートなのでしょうか?

ここではスイーツに関する本を多く出版してきたお菓子マニア編集部がクーベルチュールチョコレートについて解説していきます。チョコレートに詳しくなりたい人におすすめ!

クーベルチュールチョコレートとは?

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クーベルチュール(Couverture) はフランス語で「覆い」や「カバー」といった意味。さまざまな洋菓子をはじめ、 ボンボン・オ・ショコラではコーティング用に用いられます。そのためかクーベルチュールチョコは、「製菓専用チョコレート」と認識されることが多いほど。一般的には、用途にかかわらずカカオバター(ココアバター)の含有量の多いチョコをいいます。

クーベルチュールチョコレートとはコーティング用に用いられるチョコレート

市販のチョコレートとの違いは、溶かしてみるとよく分かるのですが、クーベルチュールチョコレートのほうがサラサラとしています。板チョコを溶かすとドロっとしており、コーティングには向いていません。そして、食感も全く違ってパリッとした食感を生み出すにはクーベルチョコレートのほうが適しているので、ショコラティエが多用するのです。

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※MOOK「ショコラティエの技術」に掲載した内容を再編集しています