2月17日は、千切り大根の日。おいしい千切り大根とは。

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2月17日は、「千切り大根の日」。 乾燥野菜食品メーカーの「こだま食品株式会社」によって制定 されました。 関東以北では「切り干し大根」と呼ばれるため、「切り干し大根の日」とされることもあります。「千切り」の「千」の字を「二」と「1」に見立て、「切」の字の「七」と合わせて「2月17日」となりました。

千切り大根にも旬がある?!

「千切り」の「千」の字を「二」と「1」に見立て、「切」の字の「七」と合わせて「2月17日」となりましたが、語呂合わせだけの「千切り大根の日」ではありません。

千切り大根(切り干し大根)の生産は、2月に最盛期を迎えるのです。乾物なので、千切り大根に「新物」はないように思われますが、新物はあります。

夏大根を使って干して秋に出荷するもの、秋に収穫した大根を干して冬に出荷するものがあります。もっともおいしいのは、春先の大根を使い、冬の寒風が吹く中で日光に当てて干した千切り大根です。甘くてみずみずしく、独特の臭みも少ないのが魅力です。

「切り干し大根」ではなく「千切大根」の表示。販売会社は、兵庫県加古川市の会社でした。

千切り大根の調理のコツは?

千切り大根は、きれいな薄黄白色で、よく乾燥したものを選びましょう。青味のある千切り大根もありますが、それは青首大根で作った千切り大根で、やわらかくて甘みがあります。

新物の千切り大根は、においも少なく、甘くてみずみずしいので、味付けは薄味で調理します。水で戻しただけで、生野菜と合わせてサラダにすることも、おいしい食べ方です。醤油味だけでなく、ドレレッシング、マヨネーズにも意外と合いますよ。

独特のにおいが強いものは、長めに水に浸けて戻し、水のなかでもむように洗い、きれいな水ですすいで使います。その分、甘みなどが抜けてしまうので、濃い目の味付けにします。

野菜料理大観「下巻」(榎園豊治著、旭屋出版)より