笹団子とはどんなもの?気になる由来は?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!

皆さんは新潟の名産品の一つ、笹団子を食べたことがありますか?ヨモギ団子を笹でくるんでスゲなどのひもで結んだ俵型の和菓子のことで、およそ500年も前から新潟や福島の一部地域で食べられていたんだそう。

この記事では笹団子の特徴や気になる由来について、お菓子マニア編集部がわかりやすく解説していきます。

そもそも笹団子とは?

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笹団子とは、ヨモギ団子を笹の葉でくるみ、スゲなどのひもで結んだ俵型の和菓子のことで、新潟県の名産品の一つです。なんとおよそ500年も前から、新潟の中越・下越地方と福島県会津地方の一部でよく食べられていたのだとか。

笹には殺菌効果があって保存がきくことから、なんと戦国時代には携行保存食とされていて、「上杉謙信が携帯食にしていた」と言われているんですって。

笹団子の歴史は?

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現在では和菓子などで売られている笹団子ですが、かつては農家などのおうちで作られていた郷土料理の一つでした。昔は砂糖が貴重だったので、中に詰められていたのは「きんぴら」や「ごぼう」、「味噌」など。

各農家は100個単位もの笹団子を作っては軒先にぶら下げておき、田植えを頑張る傍らで中間食やおやつとして食べられてきたんですって。

笹団子の由来は?

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もともと、疫病などが発生しやすい5月は悪月と呼ばれていて、ヨモギの強い香りで厄払いをする習慣がありました。そのため、ヨモギをつかった笹団子も、邪気や厄災などの「悪いもの」を払う供物にされたんですって。

そのほかにも、年貢米にならないお米を美味しく食べるためとも、笹で包むことで無病息災を願ったとも言われています。

笹団子とは、ヨモギ団子を笹の葉でくるんでひもで結んだ新潟県の名産品のこと!

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笹団子とは、ヨモギ団子を笹の葉でくるみ、スゲなどのひもで結んだ俵の形をしている和菓子のこと。新潟県の名産品の一つですよ。笹には殺菌効果があるため、保存食にもなっていて、農家のおやつとしても楽しまれていたんですね。新潟県を訪れたときには、ぜひ笹団子を食べてみてはいかがでしょうか?

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