さくらえびとはどんなもの?おいしい食べ方は?お宝食材探検隊がわかりやすく解説
皆さんはさくらえびを食べたことがありますか?小さくて桜色がきれいなえびですが、あまり食べる機会もないのでは?さくらえびとはどんな食材なのか、気になりますよね。
そこでこの記事ではお宝食材探検隊が、気になるさくらえびの特徴やおいしい食べ方を分かりやすく解説していきます。
そもそもさくらえびとは?
さくらえびは、体長40㎜前後の小さなえびのこと。とっても小さいですが、栄養豊富で風味豊かな食材です。日本ではなんと唯一、駿河湾のみで水揚げされ、3月中旬~6月初旬までと10月下旬~12月下旬までしか漁が行われない貴重なえびなんです。
さくらえびの産卵期は6月中旬から9月下旬の夏場で、水深150mの海中に卵を産みます。一年のうち二回の時期に限定した漁をすることで、さくらえびを取りすぎてしまわないように保護しているんだとか。なので、収穫時期によって旬が2回訪れるんですよ。
ちなみに名前の由来としては、このえびは海中では透明で、水揚げされるときれいなピンク色になることから、「さくらえび」と名付けられています。
さくらえびの旬っていつごろなの?
先ほど言ったように、さくらえびは春漁と秋漁があるので、旬が年に2回あります。春にとれるさくらえびは、夏に卵からかえって成長しているので、ヒゲが長く殻が少し硬いのですが、旨みはたっぷり味わえます。秋漁のものは、まだ卵からかえったばかりで殻が柔らかく、生食で食べるのがおすすめ。
生食で食べるのもおいしいですし、晴天の日に2日ほど天日干しすることで旨みが凝縮するため、素干しのものでもおいしくいただけますよ。
さくらえび漁ってどんなもの?
さくらえびは日中は水深300mほどの深海に生息し、夜になると水深20~60mまで浮上してきます。さくらえび漁はその性質を活かして、夜に行われるんです。漁は二艘引き(一つの網を二艘で一定の間隔をあけて曳航すること)で行われ、網にかかったさくらえびを大きなホースで吸い上げてコンテナに入れていくんだとか。さくらえびが水揚げされる港は、日本では由比港と大井川港の2カ所のみとなってるんですよ。
さくらえびとは、駿河湾でしか捕られない貴重なえびのこと!
さくらえびとは、水揚げされると桜色になることからその名がついた、体長40mmの小さなえびのこと。駿河湾でしか収穫されない貴重なえびで、多く収穫されすぎないように、捕る時期があらかじめ決められているんですって。二回の収穫で違った味わいを楽しめますから、ぜひ食べ比べてみてくださいね。
※画像はイメージです。
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