フレジエとはどんなもの?ショートケーキとの違いは?ふれんちハンターがわかりやすく解説!
フランス版のショートケーキとして知られる「フレジエ」。春らしさ満載の可愛らしいケーキの一つですが、定番のショートケーキとの違いがどこにあるのかご存知でしょうか。
この記事ではふれんちハンターがフレジエの特徴や、ショートケーキとの違いについて解説していきます。
そもそもフレジエとは?

フレジエとはイチゴやスポンジケーキ、クリームなどを使った、いわばフランス版のショートケーキのこと。本場フランスではイチゴの旬である春先になると、パティスリーのショーケースにこのケーキが並び、春の訪れを感じるのだとか。
甘酸っぱいイチゴと、甘いムースリーヌクリーム(カスタードクリームにバターを加えたもの)がよく合い、横から見た時イチゴの断面がしっかりと出るようにデコレーションされます。
ショートケーキとの違いは?

日本では圧倒的な人気を誇るショートケーキですが、実はヨーロッパにショートケーキを食べる文化はありません。それもそのはず、ショートケーキを考案したのはペコちゃんでお馴染みの『不二家』。創業者である藤井林右衛門氏が大正時代、柔らかいスポンジケーキにイチゴと生クリームをトッピングしたケーキを販売したのが始まりで、今では定番ケーキの一つとして親しまれています。
先述した通り、フレジエはフランス版のショートケーキのような存在ですが、両者には明確な違いが存在します。まず一つ挙げられるのが、使われるクリームの種類。一般的にショートケーキと言えば、ホイップクリームが使われますが、フレジエでは泡立てたクリームは使われず、代わりにムースリーヌと呼ばれる濃厚なクリームが使われます。
また、天面には伝統的に赤く色づけされたマジパンが敷かれているほか、必ずイチゴの断面が見えるように配置されるなど、デコレーション上の違いもあります。
フレジエとはフランス版のショートケーキのこと!

フレジエとは春先頃からショーケースに並ぶ、フランスのイチゴケーキのこと。私たちのよく知るショートケーキとは異なり、より濃厚なクリームを使用したケーキで、リッチな気分が味わえます。ぜひ店頭で見かけたら購入を検討してみてくださいね。
※画像はイメージです。
プロフィール

-
高級店から田舎の知られざる名店まで、各地を飛び回ってフレンチ・ハンティング!おすすめのお店やフレンチの用語などを紹介していきますよ!
記事一覧はこちら
最新の記事
記事2025.12.08持続可能な美食を追求する ウミガメのパテ・アン・クルート【パイ包み焼き④】
記事2025.12.07パイ包み焼きを「付け合わせ」に 加藤順一シェフが見出した新たな価値【パイ包み焼き③】
記事2025.12.06パイ包み焼きの矛盾を「冷凍」で克服 石井剛シェフが辿り着いた火入れの極意【パイ包み焼き②】
記事2025.12.05現代のシェフを魅了する古典料理 “パイ包み焼き”の最先端【パイ包み焼き①】



