魚の卵を使った珍味「海藤花」とは
海藤花は真ダコの卵の塩蔵品。タコ壺に藤の花のように連なって生みつけられるところからその名前がつけられました。タコの名産地として知られる、兵庫県明石市のものが有名です。ここではゼリー仕立てや和えものにしていますが、吸いものの椀種として使ったり、甘い味つけで煮ることもよくあります。海藤花は薄めの塩水に漬けてから、流水で流して塩抜きしてから使います。
【海藤花柚子胡椒ジュレ】

海藤花の姿がよくわかる、透明なジュレ仕立て。柚子胡椒を使って、爽やかな味わいに仕上げました。
【海藤花のスミ和え】

海藤花を使った和えもの。タコスミはイカスミほど味が濃くなく、水っぽいのですが、海藤花と”タコ”のつながりで使いました。
■参考資料:「珍味」の料理(旭屋出版)
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