ビーフストロガノフとはどんなもの?ハヤシライスとの違いは?フードマニア編集部がわかりやすく解説

ビーフストロガノフという料理をご存知でしょうか。聞いたことがあっても実際に食べたことがある人は少ないかもしれませんね。

この記事ではフードマニア編集部がビーフストロガノフの特徴や、ハヤシライスとの違いについて解説していきます。

そもそもビーフストロガノフとは?

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ビーフストロガノフとはロシアで生まれた煮込み料理の一つ。牛肉や玉ねぎ、マッシュルームなどのキノコ類をスープで煮込み、サワークリームを加えたもので、名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

「ビーフ」という言葉が入っているので「牛肉を使った料理」と思われがちですが、実はこの「ビーフ」という言葉は、「○○風」という意味のロシア語「ベフ」から来ていると言われています。つまりビーフストロガノフは「ストロガノフ風」と名付けられた料理。生まれた背景は諸説ありますが、ロシアの貴族ストロガノフ伯爵邸で伝わる料理であった、またはストロガノフ伯爵に仕えていた料理長が考案したなどの説が有力です。

また、「ビーフ」は「牛肉」という意味ではないものの、ビーフストロガノフは牛肉で作られるのが主流となっています。

ハヤシライスとの違いは?

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ビーフストロガノフと見た目が似ている料理として、よく名前が挙がるのがハヤシライスです。ハヤシライスも同様に牛肉や玉ねぎを煮込んだ料理ですが、この2つの違いはドミグラスソースを使用しているか、サワークリームを入れるか否かにあります。ハヤシライスは炒めた具材にトマトピューレやドミグラスソースを加えて作る料理で、サワークリームは使いません。

そのため出来上がりはサワークリームを使用しているビーフストロガノフの方が白っぽい見た目をしているのが特徴。サワークリームの酸味で肉のしつこさが消え、さっぱりと食べられます。

ビーフストロガノフとはロシア発祥の煮込み料理のこと!

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ビーフストロガノフとはロシアのストロガノフ伯爵の名前が付けられた煮込み料理。ハヤシライスとは異なり、バターライスやパスタ、揚げたジャガイモなどにもかけられます。サワークリームの代わりに生クリームを使えば濃厚な風味に大変身。ぜひ好みのレシピを見つけて作ってみてくださいね。

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