チロルチョコの絶対エースなのです!「きなこもち <袋>」をチロルチョコマニアが徹底解説
実は、ウェブやテレビ企画でチロルチョコの人気ランキングを行うと…最近はほぼ必ず上位に入るこの「きなこもち」!定番でロングヒットの「ミルク」を凌駕するという、絶対的なエースといえば「きなこもち」なのです。果たしてその魅力はどこにあるのでしょうか?
今回は、さまざまなチロルチョコを食べ続けてきたチロルチョコマニアが、「きなこもち <袋>」の中身を徹底的に分析していきます。
— 目次 —
「きなこもち <袋>」とは?売ってない時期もある!?
そもそもチョコレートなのに「きなこもち」を再現するという…現在のチロルチョコはさまざまな商品が出ているので、あまり疑問に思わないかと思いますが、実は2003年の発売当時はかなり「攻めた商品」でした。当時は「きなこ味のチョコレート」という珍しさから売れるかわからないため、アソート商品の中の1つのフレーバーであったにもかかわらず…とある商談で「単品化してほしい!」という強い要望があったとのことで、試しに単品で販売したところ、予想を上回る大ヒット!
なんと商品が店頭からなくなるほどの大ブームで、ある意味、抹茶に続く、新しい「和風チョコ」のバリエーションを増やしたと言っても過言ではないでしょう。
根強い人気なのにもかかわらず、インターネットでは「チロルチョコ きなこもち 売っていない」というキーワードが予測変換で表示されますが、「今でも手に入らないのか!?」と疑問に思う人もいるでしょう。
…ご安心を!実は現在の「きなこもち」は秋冬の限定商品なのです。最近は単品発売はなく、7個入りの袋入り商品で販売しているので、おなじみの「きなこもち」の登場は、ある意味、秋を告げる風物詩でもあるのです。
「もち」かと思いきや…実は「グミ」!カロリーと味わいはどんな感じ?
きなこもちというのだから、もちが入っていると思うのですが、実はもちは入っていません。じゃあ、何で「もち感」を感じるの?その秘密は、チョコ内部に入っているもちもちのグミの効果!もちろん、このグミにもち粉が入っているため、お米の旨味はするのですが、これがきなこフレーバーのチョコと口の中で噛み合わせると、あら不思議。きなこの甘味と旨味が合わさって始めて「きなこもち」の味わいが生まれるのです。
これもさまざまな商品に取り組んできたチロルチョコならではの発想ですね!
しかし、気になるのはカロリー。カロリーは一粒32kcal。定番の「ミルク」は25mmサイズで38kcal(推定値)、「バラエティパック」の平均は35kcalなので、カロリーでいうと割と平均的。きなこもちそのものは、カロリーは高めですが…きなこもちフレーバーのチョコはそれほどではありません!ある意味、「お得」と言えるでしょう。
パッケージのキャラ「もちくん」には壮絶なストーリーがあるって知ってた?
「きなこもち」といえば、パッケージにぷく〜っとなっているもちが描かれていますが、これは実は「もちくん」という名前が付いているのです。実はかなり作り込まれていて、2021年にはTwitter上でもちくんの漫画が連載されたほど!
「チロルチョコのアイドル」という設定ではあったものの、アイドルとしての人気が低迷していて、彼が逃走するという展開に。そして、半年の放浪&修行を経て帰ってくるという壮大なストーリーなので「きなこもち」ファンならぜひ見てくてくださいね!4コマ漫画だけなく、彼が逃げ出してカムバックした時はチロル新聞をつくって、実際に秋葉原の本社前で配られたほど。
実はリニューアルしていた!大体いつまで販売しているの?
もちくんが逃げ出したのが2021年3月下旬で、カムバックしたのが9月下旬。実は半年の間に彼がバージョンアップしたように、実際にチョコの内容もリニューアルしました。チョコレート部分のきなこの香ばしさがアップしていて、食べてみるとより「きなこもち」感が強くなっているのです。
チロルチョコの絶対エースである「きなこもち」は秋冬に会えるアイドル!
チロルチョコといえば「きなこもちがおいしい!」というエピソードがあるくらいに有名なチロルチョコの「きなこもち」ではありますが、意外と季節限定商品。寒くなると会えるという風物詩となりつつあり、秋が待ち遠しくなりますね。そして、時代にあわせてリニューアルしているので、その味わいは常に進化し続ける「永遠のアイドル」となりつつあるのが「きなこもち」なのです!