フルーツなのに肉の食感！？ジャックフルーツ(パラミツ)とはどんなもの？お宝食材探検隊がわかりやすく解説！

いまヴィーガンや、植物由来の食事にこだわっている人から注目を集めているのが、「ジャックフルーツ(パラミツ)」と呼ばれる南国フルーツ。なんとフルーツにもかかわらず肉の食感が楽しめるという、超ユニークな食材なんですよ！

この記事ではお宝食材探検隊が、いま話題のジャックフルーツの特徴や、その美味しい食べ方について解説していきます。

そもそもジャックフルーツ(パラミツ)とは？

ジャックフルーツとはインドが原産の南国フルーツの一種。世界最大の果実とされ、その大きさは70cmに達することもあります。ドリアンのように突起のある硬い果皮に覆われていて、熟した果肉や仮種皮を食用とします。よく熟れたジャックフルーツは非常にジューシーで、ほんのりと甘みやトロピカルな香りが感じられ、生で食べられることも。

しかしジャックフルーツの魅力は風味ではなく、その食感にあります。なんと加熱したジャックフルーツは「まるで肉のような食感」と評され、新たな肉の代替食品として注目されています。特に完全に熟す前のジャックフルーツを揚げたり煮たりすると、繊維状の果肉がホロホロと崩れ、まるでプルドポークのような食べ心地になると言われています。

栄養価が高いって本当？

実は代替肉としてだけでなく、栄養面でも優れているジャックフルーツ。特にβカロテンやビタミンCなどの成分が豊富に含まれているため、生活習慣病の予防や、抗酸化作用が期待されています。
また、整腸作用がある食物繊維に加え、血圧を下げるのに効果的とされるカリウムの含有量も多く、スーパーフードとしても注目されているんですよ。

ただしタンパク質の量は少ないため、代替肉としてこれだけ食べるのはおすすめできません。もしジャックフルーツを食事に取り入れるなら、足りないタンパク質は豆腐や豆乳などの豆類で補うようにしましょう。

どうやって食べるの？

生で食べることもできるジャックフルーツですが、味が薄いので基本的には料理に加えるのがおすすめ。調味料とよく馴染むので、挽き肉やプルドポーク、シーチキンなどの代用として使えます。他の野菜と一緒にトルティーヤで巻けば、ヘルシーなトルティーヤのできあがり！
また、カレーとの相性も良いので、初めてジャックフルーツを食べるという人は、まず簡単に作れるカレーから試してみてはいかがでしょうか。

ジャックフルーツとはまるで豚肉のような食感が味わえるフルーツのこと！

現在、肉の代替食品として大豆ミートなどが注目されていますが、ジャックフルーツのように別段加工をせずに肉の食感が楽しめる食材は希少です。日本ではまだ流通が少ないですが、アメリカでは既にジャックフルーツが爆発的な勢いを見せているので、日本でも一般的になる日はそう遠くないかもしれませんね。

※画像はイメージです。