湯圓(タンユエン)とはどんなもの?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!
「湯圓(タンユエン)」と呼ばれる、中国や台湾の伝統的なスイーツをご存知でしょうか。主にお祝いの時期に食べられるもので、日本の白玉団子にそっくりなデザートです。
この記事ではお菓子マニア編集部が湯圓(タンユエン)の特徴や、その魅力について解説していきます。
そもそも湯圓(タンユエン)とは?
湯圓とは中国や台湾で伝統的に食べられている甘味の一つ。日本の白玉団子のようにモチモチとした食感が特徴で、もち粉で作られた団子の中には小豆や黒ゴマなどの甘い餡が詰められます。主に春節や冬至などの特別な日に食べるスイーツで、各地でさまざまなスタイルの湯圓が見られますが、通常は紅白の2色で作られます。
とりわけ浙江省寧波のものが有名で、モチモチの団子の中にはたっぷりの黒ゴマ餡が包まれています。餡には黒ゴマのほかに砂糖やラードが使われていて、茹でて熱が加わることでラードが溶け出し、噛んだ時に餡がとろりと溢れ出すのが魅力です。
一方、台湾で食べられている湯圓は餡が入っておらず、小ぶりなものが一般的。黒砂糖を加えた水で茹でているのが特徴で、その甘いスープと共にいただきます。
冬至に食べられる理由は?
ではなぜ湯圓は冬至や春節など、お祝いの場で食べられるのか。実は「湯圓(タンユエン)」という音の響きが、中国語で家族団らんを意味する「団円(トゥアンユエン)」という言葉と似ていること、また、真ん丸な湯圓が空に浮かぶ満月のようであることから、縁起が良く、幸福を運ぶ食べ物だとされているのです。
湯圓(タンユエン)とは中国や台湾で食べられる白玉団子のこと!
湯圓とは冬至や春節など、主にお祝いの時期に食べられる縁起のいい食べ物のこと。この季節、中国では湯圓を食べるために多くの人が店先で列を作ります。ぜひ訪れる機会があったら本場の味を試してみてはいかがでしょうか。
※画像はイメージです。
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