ソーダブレッドとはどんなもの?フードマニア編集部がわかりやすく解説

ソーダブレッドというパンをご存知でしょうか。名前の印象からすると「ソーダを使ったパン」と思われるかもしれませんが、実はあるものを使うことで生地を膨らませている、無発酵パンの一種です。

この記事ではフードマニア編集部がソーダブレッドの特徴や、その魅力について解説していきます。

そもそもソーダブレッドとは?

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ソーダブレッドとは1840年代にアイルランドで生まれたパンの一種。通常パンを作るときはイースト菌などで生地を発酵させる必要がありますが、ソーダブレッドではイースト菌の代わりに重曹を使うという特徴があります。これにより発酵をさせずともパンが膨らむようになり、短時間で作れるというメリットがあります。

ちなみに何故「ソーダ」という名前なのかと言うと、「重曹」が英語で「ベーキングソーダ」と呼ばれることから。オーストラリアにも重曹で作られる「ダンパー」というパンがありますが、これはアイルランド人によって持ち込まれたものだと言われています。

ソーダブレッドの味や食感は?

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さて、ここで気になるのがその味や食感。通常のパンとは異なり、重曹や薄力粉を使うソーダブレッドは、表面がサクッ、中がしっとりとケーキのように仕上がるという特徴があります。アイルランドでは今でも主食として広く親しまれていて、シチューなどの料理と相性が良いです。

またソーダブレッドはバターや牛乳、砂糖を使わないため、通常のパンよりも低カロリー。シンプルな味なので飽きずに食べられるパンなのです。

ソーダブレッドとは重曹を用いた無発酵パンのこと!

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イースト菌の代わりに重曹を使うことで生地を膨らませているソーダブレッド。発酵を必要としないため、「材料を混ぜ合わせて焼く」という簡単な工程だけで作ることができるお手軽パンなのです。ぜひ一度その素朴な味わいを家で再現してみてはいかがでしょうか。

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