七味唐辛子とはどんなもの？どんな香辛料が入っているの？フードマニア編集部がわかりやすく解説！

うどんやそば、みそ汁などにもぱらりと振りかける「七味唐辛子」。何気なく料理に使っていますが、この七味にはどんな香辛料が含まれているのかご存じですか？実は扱うお店によって七味の内容は異なるんです。

この記事では七味唐辛子の特徴や使われている香辛料について、フードマニア編集部がわかりやすく解説していきます。

そもそも七味唐辛子とは？

七味唐辛子とは、一味唐辛子に他の香辛料を混ぜて作られる調味料のことで、お店によって配合される原料が異なるためにいろいろな味わいを楽しむことができます。

ちなみに一味唐辛子とは、赤唐辛子の実を乾燥させてすりつぶして粉末にしたもののことで、これに香辛料を加えて七味唐辛子が出来上がるんですね。

七味に含まれる一般的な香辛料は？

日本独自の香辛料である七味唐辛子。一般的には山椒、ゴマ、ケシの実、麻の実、黒コショウ、青しそ、しょうがなどが含まれています。その中でも、三軒のお店によって「三大七味」が確立していきました。

浅草にある「やげん堀」では、唐辛子、焼きトウガラシ、黒ゴマ、山椒、陳皮、ケシの実、麻の実。二種類の唐辛子で辛さに深みが増しています。京都、清水の「七味家本舗」は唐辛子、山椒、麻の実、黒ゴマ、白ゴマ、青のり、青しそ。香りたつ素材を使い、香りにこだわっています。

信州は善光寺にある「八幡屋磯五郎」は唐辛子、山椒、ショウガ、麻の実、ゴマ、陳皮、しその７つを入れ、辛味と香の調和がとれた味わいを楽しむことができます。

七味唐辛子とは、一味唐辛子に様々な香辛料を混ぜて作られる調味料のこと！