ラーメン見聞録「暖色系ラーメン」について考察
ラーメンというと、醤油ラーメンから味噌ラーメン、塩ラーメンなど、それぞれにカラーリングがありますが、具材も含めて「色合い」に関してはそこまで重視されてきませんでした。しかし、現在のラーメンは盛り付けを含めて色にこだわる店も。
そこで、長年ラーメン業界を見聞してきた私が、今回は「暖色系ラーメン」について考察してみました。
ラーメンの色味は暖色系がトレンド?
ラーメンは、醤油味にしろ塩味にしろ、味噌味にしろ、スープの色はくすんでいる傾向にあります。麺の色も同様。トッピングのチャーシュー、煮玉子、メンマはいずれも茶系の色合い。半熟煮玉子を半分に切ってトッピングしたときの黄身の橙と、青ねぎの青さが限られた彩りではありました。
ラーメンの彩りに新傾向が見られるようになってきていて、「暖色系」の彩りをプラスするラーメンを提供する店が増えてきました。
トッピングの色合いでラーメンが「暖色系」に
今まで地味な色合いが多かったラーメンに、新しい彩りをプラスすることになったのが「レアチャーシュー」の登場から。低温調理することで、豚肉をうっすらピンク色に仕上げるもの。玉子を出し巻き玉子にしてトッピングするお店も。その黄色はかなり映えます。
ちょっとおしゃれなラーメンでは、糸唐辛子のトッピングも赤色のアクセントに。トマトの角切りをトッピングするラーメンもあり、一見するとパスタのように見えるラーメンも多く登場するのが現代のラーメン。
いろいろと見た結果「暖色系のトッピングでラーメンの見栄えが変化した」ということ
今まで地味な色合いだったラーメンに、暖色系の食材を加えるだけで既存のラーメンに変化を出るように。明るいトッピングによってラーメン全体が華やかになったというのが現在ラーメンの特徴でもあります。
※画像はイメージです。
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ラーメン業界という“大海原”を“大航海”してきた私が、ラーメン業界の今と昔を語っていきます。
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