ライスミルクってどんなもの?どんな効果があるの?フードテック教授がわかりやすく解説!

まだまだ日本国内では珍しい「ライスミルク」。その名の通り、お米から作られる植物性ミルクの一種で、乳製品や大豆、ナッツアレルギーがある人も、ヴィーガンの人も安心して使用できるとして海外で普及してきました。日本ではあまり知られていないライスミルクですが、実はその栄養価の高さも魅力なんですよ!

この記事では、フードテック教授がライスミルクの特徴やその魅力についてわかりやすく解説していきます。

ライスミルクとは?

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ライスミルクとは、白米や玄米、米粉を主原料とした植物性ミルクのこと。素材の甘みが特徴で、お米を主食とする日本人にはなじみやすい、まろやかな味わいです。ライスミルクと甘糀の原料は同じお米ですが、ライスミルクの方が粘度は低めで、お米の自然な甘みをより感じられます。

ライスミルクは甘酒に近い味わいがあるため、ブレンドするものは煎茶やほうじ茶などの和風の食材がおすすめです。クセのないライスミルクはフルーツや野菜とも相性がよく、レシピ開発の可能性も広がります。

サラリとしたものからとろみのあるものまで、さまざまな製法、味わいのライスミルクが国内外で作られています。もともとは、ヨーロッパで乳製品や大豆アレルギー対策として普及し、現在は日本でも少しずつ取り入れられるようになってきました。アーモンドミルクなどの他のプラントベースミルクに比べて、日本でも原材料を入手しやすいという利点もあり、国内の酒蔵でライスミルクを売り出しているところも。

ライスミルクの効果は?

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ライスミルクはプラントベースミルクの中でも、低脂質であり、健康に良い栄養素が含まれているのが魅力です。ライスミルクの原料であるお米には、抗酸化作用のあるビタミンEや、代謝を良くするビタミンB群が豊富に含まれています。また、むくみ改善や高血圧予防が期待されるカリウムなどのミネラルを含んでいるのも特徴です。

玄米由来のものは、腸内環境を整える食物繊維が特に豊富。朝はごはんが喉を通りにくいという人も、ライスミルクを一杯飲むことで、手軽に栄養素を摂取できるというメリットもあります。フルーツや野菜と合わせてスムージーにするのもおすすめ。糖分過多の恐れがあるので、摂りすぎには注意が必要です。

ライスミルクは栄養たっぷりのプラントベースミルク!

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ライスミルクとは、自然な甘みと高い栄養価が特徴の植物性ミルクのこと。日本人にも馴染みのあるお米からできていて、アレルギー製品28品目を含んでいないため、子どもから大人まで楽しめるのが魅力です。まだまだ普及していないライスミルクですが、お店で見かけた際は、ぜひ試してみてくださいね。

※画像はイメージです。
※「プラントベースミルク メニューBOOK」に掲載した内容を再編集しています。

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食とテクノロジーの融合、すなわちフードテック……。テクノロジーによって、食はいま驚くような変化を遂げている……。天才科学者の私が、食に関する知られざる最新情報を語っていこう……。
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