北京ダックとはどんなもの?フードマニア編集部がわかりやすく解説!

中華料理の代表格、北京ダック。薄い生地に鴨肉の皮やキュウリなどを包んで食べる高級料理というのが日本での一般的なイメージですが、北京ダックとはどのような料理なのでしょうか?

この記事ではフードマニア編集部が、北京ダックの特徴について解説していきます。

そもそも北京ダックとは?

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北京ダックとは、甘みのあるタレで味付けして焼いた鴨肉を、カオヤーピンと呼ばれる薄い生地やパンで包んでいただく中華料理。

名前に北京とついてはいるものの、実は北京発祥の料理ではないんですよ。

明の時代(1368~1644年)、当時都があった南京ではアヒルを直火で焼いた料理が食べられており、それが北京ダックのルーツだと言われています。その後15世紀に南京から北京へと遷都した際にその料理が伝わり、北京ダックの原型となる料理が宮廷料理として採用されたのです。
それから民間の北京ダック専門店が開かれるまでのしばらくの間、宮廷でのみ食べることのできる一品だったんですよ。

北京ダックの食べ方とは?

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北京ダックと言えば、鴨肉の皮だけを食べるものと思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし本来の北京ダックは、皮だけでなく一匹まるごといただくもの。脂の乗った柔らかい肉質がとても美味しいんですよ。

また、カオヤーピンに鴨肉、ネギやキュウリ、甜面醤(てんめんじゃん)を乗せて食べるのがスタンダード。
地域によって食べ方はさまざまですが、日本でもよく目にするこのカオヤーピンで包む食べ方は、北京のスタイルです。

北京ダックは南京発祥の料理!

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北京ダックとは、鴨肉を薄い生地などに巻いて食べる南京発祥の料理のこと。日本では鴨肉の皮だけ食べることが多いですが、実はまるまる一匹いただくのが本来の食べ方なんですよ。
皆さんも中華料理を食べる際には、ぜひ北京ダックを注文してみてくださいね。

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