パートドフリュイとはどんなもの?ふれんちハンターがわかりやすく解説!
ティータイムのお供として出てくることの多い、ゼリー状のお菓子「パートドフリュイ」。グミのような見た目でありながら、食感は大きく異なり、その美味しさにハマってしまう人も多いのでは?
この記事では、ふれんちハンターがパートドフリュイの特徴やその魅力について解説していきます。
そもそもパートドフリュイとは?
パートドフリュイとは、果汁や果物のピューレなどで固めて作られる、ゼリー状のお菓子のこと。気軽に手でつまんで食べられる小菓子で、コース料理の最後にプティフール(食後のお茶菓子)として出されることも多いです。
一般的に四角い形のものが多く、表面にグラニュー糖をまぶして提供されます。一見グミのような見た目ですが、食感はグミほど硬くなく、程よい弾力とシャリっとした歯切れの良さ、そしてジューシーさが感じられるお菓子です。
ゼリー菓子ですが、常温でも溶け出さないのがパートドフリュイの魅力の一つで、フランスではチョコレートと並ぶほど人気のあるスイーツなんですよ。
パートドフリュイに欠かせない「ペクチン」とは?
パートドフリュイ特有の歯切れの良い食感は、「ペクチン」と呼ばれる凝固剤によって生み出されます。ゼラチンや寒天、アガーなど、液体を凝固させる食品はいくつかありますが、ペクチンは寒天などと同じ植物性の素材から作られているのが特徴。
ペクチンは大きく分けてHMペクチン、LMペクチンの2つがあり、パートドフリュイでは「HMペクチン」が使われます。HMペクチンには、酸性度や糖度の強さに比例して強く固まるという特徴があるため、砂糖や酸味のある果汁を使用することで常温での凝固を可能にしているんですよ。
ちなみに、グミには動物性コラーゲンのゼラチンが使われています。ペクチンと比べるとプルプルと弾力のある仕上がりになりますが、熱に弱く、パートドフリュイには向きません。
パートドフリュイとは常温でも溶けないゼリー菓子のこと!
「フランス版グミ」とも称されるパートドフリュイ。グラニュー糖をまとったキラキラとした見た目は、手土産にもピッタリ。材料さえあれば意外と簡単に作ることができるので、ぜひご家庭でもパートドフリュイ作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
※画像はイメージです。