ひじきとはどんなもの?健康に良いのか悪いのか、どっち?お宝食材探検隊がわかりやすく解説

日本ではひじきの煮物などにして、ご飯のお供としてよく食べられるひじき。白米に黒いひじきが映える、馴染みの深い食材ではないでしょうか。そんなひじきですが、どんな食べ物なのか意識して食べることは少ないですよね。

この記事ではお宝食材探検隊が、ひじきの特徴やその謎について、わかりやすく解明していきます。

そもそもひじきとは?

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ひじきはホンダワラ科に属する褐藻類で、北海道の南部から九州にかけて広い範囲で収穫されます。その歴史は古く、縄文時代から食べられていたと言われています。

葉の部分を集めたものが「芽ひじき」で、茎の部分を集めたものが「長ひじき」。芽ひじきは柔らかく口当たりがいいので、サラダや煮物、炊き込みご飯などによく使われ、長ひじきはしっかりとした噛み応えがあり、炒め物や煮物などに向いています。

ちなみにスーパーでひじきを買う際は、乾物は大きさがそろっていて色が黒く、つやがあるものを、生ひじきはつやつやとしてふっくらとしたものを選ぶといいですよ。

ひじきが健康に悪いというのは本当なの?

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ひじきは昔から食べられていた、日本人にはなじみの深い食材なのですが、2004年7月に英国食品規格庁が「ひじきは健康を害する可能性があるので食べないほうが良い」との勧告を出しました。そのため、ひじきは体に悪いものなのでは?と噂されるようになったんです。

理由はひじきに「無機ヒ素」が多く含まれているから。でもご安心を。厚生労働省が実際に食べているひじきの量から危険性の有無について調べたところ、一日あたり4.7g以上を食べ続けない限り、健康に悪影響を与えることはないとのこと。たくさん食べ続けなければ、特に問題はないということですね。

ひじきにはきちんと栄養素が含まれており、骨の健康維持に欠かせない「カルシウム」や、便秘対策に役立つ「食物繊維」などを摂取することができるんですよ。適度にひじきを食べることは健康につながりますから、安心して食べてみてくださいね。

ひじきとは、細くて黒い海藻のことで食べすぎなければOKな食材のこと!

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ひじきとは日本で古くから親しまれている食材で、一時は食べると体に悪いとの勧告がありましたが、毎日食べ続けない限りは健康に害をなすことはなく、体にいい栄養素を摂取できますので、今後も気にせずご飯のお供にひじきを食べてみてくださいね。ただし、食べすぎにはご注意を!

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