これをおさえておけばOK!気を付けるべき7つのテーブルマナーをふれんちハンターが解説
「初めていいお店を予約したけど、テーブルマナーなんて分からない」と悩む人も多いのではないでしょうか。
ここではふれんちハンターが、今さら聞けない高級レストランにおけるテーブルマナーを解説していきます。大切な食事で失敗しないように、あらかじめ気を付けるべきポイントをチェックしておきましょう!
— 目次 —
1.カトラリーの使う順番は?
テーブルの上にずらりと並んだカトラリー(ナイフ、フォーク、スプーンなど)に、どれから使ったらいいのかと悩んだ経験はありませんか?もちろん、好きなものを選んで使っていいというわけではなく、使う順番にも暗黙のルールが存在するのです。
もしカトラリーがいくつも並んでいた場合、使うのは必ず「外側」から。ひと口にカトラリーと言っても、前菜用やパスタ用、魚用など、それぞれ食べやすさを考慮した形になっていることもあります。お店側はそれを計算してカトラリーを配置しているので、それに従って使うのがセオリーです。
2.食事中のカトラリーの使い方
続いて気になるのが食事中のカトラリーの使い方。これはテーブルセッティングの通り、フォークは左手、ナイフは右手で持つのが正解。ただし左利きの場合には無理せず、食べる前に持ち替えれば大丈夫です。
また、料理の途中で飲み物やパンに手をつけたくなった時、カトラリーはテーブルの上に戻すのではなく、お皿の上に「ハの字」になるように置きましょう。その際フォークは背中側が上に、ナイフは刃が自分側に向くように置くのがベストです。
そして食べ終わった時は、ナイフとフォークは写真の通り右斜め下に揃えます。この時フォークは先ほどと異なり、背中側が下に来るように置くというルールがあるので注意が必要。
コース料理は量も多いので無理してすべてを食べる必要はありません。もう食べられないと思った時にはこうして「食べ終わりました」という合図をすればスタッフさんもお皿を下げてくれますよ。 仮にカトラリーを落としてしまった際には自分では拾わず、店員を呼んで新しいものと替えてもらいましょう。これは次に紹介するナプキンに関しても同様です。
3.ナプキンの使い方
テーブルの上にセットされたナプキンですが、どのタイミングで自分の膝の上に乗せればいいのか迷ったことがある人もいるでしょう。基本的にナプキンを広げるのは、注文を終えて一息ついてから。飲み物が運ばれてくる前に広げておくのがベストです。
また途中で席を立つ場合、ナプキンは椅子の上に置いておくのが基本。「戻ってきます」という意思表示になります。
そしてすべての食事を終えて帰る際には、ナプキンはくしゃっと崩してテーブルの上に置いて帰りましょう。この少し崩すというのがポイントで、綺麗にたたんで置くと「料理に不満があった」という意味になってしまいます。
また、持参したハンカチやティッシュを使うのは「ナプキンが汚くて使えない」という意味に捉えられてしまうので控えたほうがいいでしょう。
4.飲み物のマナー
テーブルに案内されるとまずドリンクのメニューを渡されますが、「無料の水で結構です」と断るのはマナー違反。必ず1杯はオーダーしましょう。種類が多すぎて悩む人も多いかと思いますが、フレンチレストランの場合、乾杯で最も無難なのはシャンパン。迷ったらスパークリングワインを注文しておけば問題ありません。
また、ワインに少し詳しいからといって、ソムリエにうんちくを語るのはやめましょう。ソムリエはお客よりずっと詳しいワインの知識を持っています。ゲストに恥をかかせるようなことは決してしませんが、恥ずかしい行為なので、そういったことを声高々に言うのは控えたほうがいいでしょう。
そして、飲み物をボトルで頼んだ場合、テーブルの横でビンを冷やしてくれる場合がありますが、「自分でやったほうが早いから」と自分で注いでしまうのはNGです。もしおかわりを注いでほしくなったら店員を呼んでやってもらいましょう。
5.パンの食べ方
お店によって出されるタイミングは異なりますが、コース料理では大抵の場合、小ぶりなパンが提供されます。しかしいくら小ぶりと言っても手掴みでかじりつくのはマナー違反。ちゃんと手でひと口大にちぎってからいただきましょう。
また、バターはあらかじめ必要な分量だけパン皿に取っておくのがベスト。そこから都度パンにつけて食べるのがスマートです。
6.大きな声で話すのはNG
高級店であればあるほど店内は優雅な雰囲気に満ちています。居酒屋ではないのですから、当然声のボリュームには気を付ける必要があります。間違っても大声で会話したり、「すみませーん!」と店員を呼ぶのはやめましょう。もし店員を呼びたいなら小さく手を挙げてアイコンタクトで。
他のゲストも大切な人との特別な食事を楽しみに来ています。そんな時間を壊してしまわないように配慮ができれば素晴らしいですね。
7.トイレに行きたくなったら?
基本的にトイレはテーブルに案内される前に済ませておくのがベストです。とは言ってもフレンチのコース料理ともなると滞在時間も長く、途中で行きたくなってしまうこともありますよね。その場合はメインディッシュを食べ終えてデザートが運ばれてくるまでの間に離席するのがスマートです。
スマートな食事をするのに必要なのがテーブルマナー
いかがでしたか?覚えておくべきことは多いですが、これを実践できればかなりスマートに食事をすることができるでしょう。ぜひこの記事で学んだマナーを活かして、素敵な食事を楽しんでくださいね。