ガレットとはどんなもの?クレープとの違いは?ふれんちハンターがわかりやすく解説!

日本でもオシャレなカフェフードとして人気を集めた「ガレット」。そば粉を使用したものが有名ですが、実は「ガレット」とひと口に言ってもその種類はさまざまで、必ずしもクレープのような料理ではないとご存知でしたか?

この記事ではふれんちハンターがガレットの特徴や、クレープとの違いについて解説していきます。

そもそもガレットとは?

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日本ではそば粉を使ったガレットが有名ですが、実は「ガレット」とは丸くて平たい料理を総称する言葉。フランスでは新年に食べる伝統的なお菓子として「ガレット・デ・ロワ」というものがありますが、それも円盤状の見た目から「ガレット」という名前がついているケーキなのです。

私たちのよく知る、クレープ状の生地にハムや卵をのせて焼いたガレットは、元々フランス北西部のブルターニュ地方で生まれた料理です。日照時間が短く小麦の栽培に不向きなこの地域では、昔からそばがよく育てられていたため、そば粉に水や塩を加えて焼いたガレットが生まれたと言われています。

クレープとの違いは?

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実はクレープは元々、ガレットから派生した料理。いろいろと共通点が多い両者ですが、この2つの最大の違いは使われる材料にあります。
クレープが卵や牛乳、小麦粉、砂糖、バターなどを使って甘く作られるのに対し、ガレットで使われるのはそば粉と水と塩だけ。そのため、ガレットはそば粉の香りが広がる素朴な風味が魅力なのです。

また、焼き方にも違いが。クレープが両面に火を入れて具材を包む食べ物であるのに対して、ガレットでは片面しか焼きません。片面だけ火を通されたガレットは中央にハムや卵、野菜がのせられ、端のほうを折りたたんで四角形に成形されます。またクレープは一般的に手で食べるものですが、ガレットはナイフとフォークを使って食べられるのも特徴の一つでしょう。

ガレットとはそば粉を使ったブルターニュ地方の郷土料理のこと!

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ガレットとは元々、円盤状に焼かれた料理を総称する言葉。日本ではそば粉を使ったものが定番で、近年は特に人気のメニューとして話題になりました。アレンジの幅も広くお店によっても個性の出る料理なので、ぜひいろんなお店でガレットを食べ比べてみてはいかがでしょうか。

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