中東のコロッケ的存在「ファラフェル」!中身はなに?フードマニア編集部がわかりやすく解説!

カリっとした食感の揚げ物は食欲がそそりますよね。世界にはさまざまな揚げ物料理がありますが、「ファラフェル」もその一つ。エジプトをはじめ、イスラエルやトルコなどの中東地域まで広い地域で親しまれています。

この記事では、「ファラフェル」の特徴やその魅力について、フードマニア編集部がわかりやすく解説していきます。

そもそも「ファラフェル」とは?

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ファラフェルとはイスラエルやトルコなどの中東を中心に食べられている揚げ物のこと。ひよこ豆やそら豆などをペーストしたものに、クミンなどのスパイスやハーブを加えて揚げられます。外はカリっと、中はエキゾチックなスパイスの効いた、素朴な豆の味わいを楽しめます。ファラフェルは国によって使う豆や入れるスパイスが違うのが面白いところ。パセリとコリアンダーを多く入れることで緑色にするなど、見た目もさまざまです。

ファラフェルはエジプトや中東地域では、屋台などでも手軽に食べられる料理として国民に親しまれています。ヨーグルトソースと合わせて食べるのが一般的で、ピタパンに挟む食べ方も人気。ピクルスやタヒニソース(練りゴマから作られるソース)、トマトなどの野菜を詰めて食べられています。

ちなみに、各国が自国の料理だと考えるところが多く、イスラエルとレバノンの間では、ギネス記録を更新するために、数年前には世界一のファラフェル作りを競う戦いが繰り広げられていました。

「ファラフェル」はヘルシー?

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ファラフェルはエジプトのそら豆を使った「ターメイヤ」が起源と言われていて、エジプトのキリスト教徒が、四旬節(断食の期間)にも食べられる、肉の替わりになるヘルシーな料理を求めて作ったのが始まりという説があります。

そんなファラフェルに使われるひよこ豆は、高タンパクなのが魅力。高い栄養価もあり、豊富に含まれる食物繊維は腸内環境を整える効果が期待できます。他の揚げ物と比べるとヘルシーではありますが、カロリーは高いため、食べすぎには注意が必要です。

また、栄養価の高さに加え、肉や卵を使用していないという特徴があるため、「ベジタリアン」や「ビーガン」の志向が高まる海外では人気の料理です。ファラフェル・サンドにはヨーグルトなどの乳製品が使われている場合があるので、海外のメニューにはベジタリアンマークやヴィーガンマークが付けられ、選択できるようになっているお店もあります。

「ファラフェル」とは、ひよこ豆やそら豆から作られる揚げ物のこと!

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ファラフェルは、エジプトや中東地域で親しまれる揚げ物のこと。ひよこ豆やそら豆にスパイスやハーブが加えられ、カリっとした食感が特徴です。屋台などでも手軽に食べられるので、これらの地域に訪れた際は、ぜひ試してみてくださいね。

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